2020年12月31日木曜日

シロボシスズメダイ

シロボシスズメダイ
Chromis albomaculata
魚類スズキ目スズメダイ科スズメダイ属
2020年12月29日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、岩礁域に生息する。他のスズメダイ同様、幼魚は淡い青色の体色をしており美しいが、成魚は全身灰色。ただし、鱗の1枚1枚が白っぽく見えることから、この和名が付いたようです。実際に成魚に出くわしても、他のスズメダイと見分けることができるか自信は無し・・・。スズメダイあるあるです(笑)。
水深は深めのイメージですが、2020年は比較的浅い水深で見ることができました。
幼魚の特徴は全身が鮮やかな紫色~青色であること、何となく白っぽさの印象もあります。

2020年12月29日 和歌山県串本町

2012年4月18日 和歌山県串本町

 

アマクチビ

アマクチビ
Lethrinus erythracanthus
魚類スズキ目フエフキダイ科フエフキダイ属
2020年12月29日
和歌山県串本町

通常は沖縄県のみ出現し、岩礁域やサンゴ礁域に生息する。成長すると60㎝程度になる大型のフエフキダイ科。成魚は橙色を帯びた体色となる。
串本では稀に幼魚が見られる。上の写真も幼魚で、岩の隙間で見ることができた。
幼魚の特徴は黄色の体色、体表下部に白いライン模様が入り、顔は青みがかった白色であること。恥ずかしがりやなのか、全く出てくる気配はなかった。

2020年12月29日 和歌山県串本町

 

2020年12月30日水曜日

テンス

テンス
Iniistius dea
魚類スズキ目ベラ科テンス属
2020年12月30日
和歌山県串本町

新潟県~沖縄k県に分布し、砂地に生息する。似た種にホシテンスなどが存在するが、頭部の突起形状が異なることなどで区別することができる。上の写真は幼魚。
特徴は白い体色、頭部に先が尖った鰭、背鰭後方に入る2個の斑模様、体表は茶色の帯模様複数入ること。串本ではホシテンスが多く、テンスが少ないイメージがあります。
 
2020年12月30日 和歌山県串本町

キュウセンフエダイ

キュウセンフエダイ
Lutjanus rufolineatus
魚類スズキ目フエダイ科フエダイ属
2020年12月30日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や岩礁域に生息するフエダイ科の1種。
似た種にイモトフエダイ、ハスジマタルミなどが存在する。
特徴は白い体色、頭部は少し赤みを帯び、各鰭は黄色で、体表には9本前後のライン模様が入る。背鰭棘数は11本。体長は30㎝に達するようです。
2020年12月30日 和歌山県串本町



 

オニイシモチ

オニイシモチ
Amioides polyacanthus
魚類スズキ目テンジクダイ科オニイシモチ属
2020年12月30日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、通常は水深150m付近に生息する大型のテンジクダイの1種。通常のダイビングではあまり出会うことができない魚です。
赤松ダイバーズの赤松さんに教えていただきました♪
特徴は銀白色の体色、眼下に斜めのライン模様が入り、尾鰭付け根に幅広い暗色の帯模様が入る。本当に嬉しい出会いとなりました!!もう二度と出会うことはないと思われます。

2020年12月30日 和歌山県串本町

 

マダラハナダイ

マダラハナダイ
Odontanthias borbonius
魚類スズキ目ハタ科イッテンサクラダイ属
2020年12月29日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に生息し、基本的には水深70~300mの岩礁域などに生息する。稀に40~50m付近でも見つけることができるが、上の個体は水深25m程度とかなり浅い水深で見ることができた。いろんな方が撮影されたんじゃないかな♪
特徴は桃色の体色、そこに黄金の斑模様が入り、各鰭は黄色で縁が紫色となること。大きさは13㎝まで成長するようです。
見た目もゴージャスなため、ダイバーからの人気は非常に高いです。

2013年9月19日 和歌山県串本町 初めて出会った個体。
2020年12月29日 和歌山県串本町

 

ヤミスズキ


ヤミスズキ
Belonoperca  chabanaudi
魚類スズキ目ハタ科ヤミスズキ属
2020年12月29日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、30m以浅の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。また、岩の隙間に生息しているため、居ても見つけることが難しい魚となります。やっと見ることができました。ガイドさんに感謝です!!見た目は本当に真っ黒な魚で、まさしく闇という名にふさわしい雰囲気でした。
特徴は黒色の体色、尾鰭付け根上部に黄色の模様が入り、背鰭と胸鰭には水色の模様、体表には黒い斑模様が入ること。もう少し腕を上げてから再挑戦したい生き物です。

2020年12月29日 和歌山県串本町


2020年12月28日月曜日

センダイムシクイ

センダイムシクイ
Phylloscopus coronatus
鳥類スズメ目ムシクイ科ムシクイ属
2020年5月4日
岐阜県土岐市

北海道~九州の山地に夏鳥として渡来する12.5㎝程度の鳥です。
似た種にメボソムシクイやエゾムシクイが存在します。エゾムシクイとは嘴の色、メボソムシクイとは目に入る白いライン模様の太さと、後頭部に入る灰色の頭央線の有無で区別することができる。
特徴は体上面はオリーブ色、下面は白色、目に白いライン模様が入り、嘴は橙黄色であること。また後頭部に灰色の模様がある。
小さい被写体を遠くから狙う・・・。もう少しいい写真を撮れるようになりたいです。鳥は本当に難しい・・・。
2020年5月4日 岐阜県土岐市

 

2020年12月26日土曜日

ノスリ

ノスリ
Buteo japonicus
鳥類タカ目タカ科ノスリ属
2020年2月15日
岐阜県恵那市

北海道~九州に分布し、北海道~本州中部以北では留鳥、それ以外の地域では冬鳥として飛来する。平地~山地の森林、開けた農耕地や草原など様々なところで見ることができます。
トビより一回り小さく、全長は50~60㎝程度、翼開長は100~140㎝程度となる。
特徴は背面はこげ茶色の体色、腹面は白い体色で羽毛に覆われる。喉の羽毛はこげ茶色となる。モグラやネズミ、鳥類、カエル、昆虫等を捕食します。
畑にある電柱に止まっていることが多いイメージです。
 
2020年2月15日 岐阜県恵那市

2019年11月30日 岐阜県山県市

フウセンアメフラシ

フウセンアメフラシ
Natarchus indicus
腹足網(ウミウシ)無楯目アメフラシ科フウセンウミウシ属
2013年3月5日
和歌山県串本町

千葉県~沖縄県に分布し、浅い水深の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。大きさは2㎝程度。
特徴は半透明な白色~橙色の体色、黒褐色の小さな斑模様が体表に散在すること、小突起があること。
海水を吸い込んで風船のように体を膨らませ、中層を移動するようです。いつか移動中を観察してみたい種です。アメフラシの仲間は黒いつぶらな瞳を持つ種が多いので面白いです。

 

2020年12月24日木曜日

ゾウアメフラシ

ゾウアメフラシ
Aplysia gigantea
腹足網(ウミウシ)無楯目アメフラシ科アメフラシ属
2013年4月22日
和歌山県串本町

静岡県~九州に分布し、岩礁域で見られる。面白いことに、世界の分布は日本の他オーストラリアが挙げられる。体長70㎝まで成長する大型種です。
特徴は暗褐色~紫緑色の体色、黒色と白色の斑点模様と網目状の黒色線が入ること。
以前はジャンボアメフラシと呼ばれていたようです。
 

ケリ

ケリ
Grey-headed Lapwing
鳥類チドリ目チドリ科タゲリ属
2020年3月1日
三重県四日市市

北海道~沖縄に分布し、水田や河原、草原などに出没する。北海道では迷鳥、本州北部では夏鳥、本州中部~南部では留鳥、沖縄県では冬鳥となります。大きさは35㎝程度。
特徴は頭部が灰色、翅がこげ茶色で腹部が白色、胸に黒い模様が入ること。嘴と足は黄色となります。脚の長いスマートな体形です。


 

2020年12月22日火曜日

ハナジロガジ

ハナジロガジ
Opisthocentrus tenuis
魚類スズキ目タウエガジ科オキカズナギ属
2014年6月1日
富山県滑川市

北海道~富山県に分布し、沿岸近く、水深10m以浅の藻場に生息する。地味な存在ですが、北の方の魚を初めて見ることができ、私だけ興奮していたことを覚えています。
特徴は白色~茶色の体色、体は細長く、背鰭に黒斑点模様が並ぶこと。
大きさは15㎝程度となる。



ヒモアナゴ

ヒモアナゴ
 Acromycter nezumi
魚類ウナギ目アナゴ科クロアナゴ亜科
2014年7月9日
富山県滑川市

東北地方以南~沖縄県に分布し、砂泥地に生息する。成長すると35㎝程度となる。
滑川では時期を選べばナイトダイビングで多くの個体と出会うことができるが、その他の地域では稀。少し深場の魚として考えられている。
特徴は淡黄色の体色、尾びれに薄い黄色の模様が入ること。

2014年7月9日 富山県滑川市

アカアマダイ

アカアマダイ
Branchiostegus japonicus
魚類スズキ目アマダイ科アマダイ属
2014年7月8日
富山県滑川市

本州中部以南に分布し、水深20~270mの砂泥地に生息する。滑川で季節が会えば出会えるが、数は多くない。砂泥地に穴を掘り潜る。
特徴は鮮やかな橙色の体色、尾びれに黄色と水色の模様が入る。
美味しいようで、スーパーなんかで見かけることも。
ダイビングではあまり出会う機会が少ないので、嬉しい出会いとなったことを覚えています。
2014年7月8日 富山県滑川市


テングチョウチョウウオ

テングチョウチョウウオ
Chaetodon selene
魚類スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属
2012年6月8日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や岩礁域に生息する。体長は15㎝程度。
串本で見られるが、数は多くない。
特徴は白い体色、和名の由来となる細長い口、斜めに入る銀色の点線模様、目を通過する黄色と黒のライン模様、背鰭、尻鰭、尾鰭が黄色であること。
チョウチョウウオ科は綺麗な種類が多い気がします。

 

2020年12月20日日曜日

グアムカサゴ

グアムカサゴ
Scorpaenodes guamensis
魚類カサゴ目フサカサゴ科イソカサゴ属
2013年11月18日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、浅い岩礁域やサンゴ礁域に生息する。串本ではあまり見かけない。体長は9㎝程度。
特徴は赤茶色~黒色の体色、主鰓蓋に大きな黒斑点模様があること。岩の隙間の上の方に付いていることが多い。
2013年7月21日 和歌山県串本町 初めて遭遇した個体

フタホシニジギンポ

フタホシニジギンポ
Petroscirtes springeri
魚類スズキ目イソギンポ科ハタタテギンポ属
2013年6月24日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、サンゴ所域や岩礁域に生息する。大きさは7㎝程度。串本ではポイントにより見ることができる。特徴は茶色の体色、鰓蓋と尾鰭付け根に斑模様が入ること。
似た種にニジギンポが存在するが、本種は特徴に上げた2つの斑模様が入ることで区別することができる。

 

イサキ

イサキ
Parapristipoma trilineatum
魚類スズキ目イサキ科
2013年4月4日
和歌山県串本町

宮城県~九州に分布し、岩礁域に群れで生息する。串本では普通種。
特徴は銀色の体色、体上部に白色と黄土色のストライプ模様が入り、40㎝程度まで成長する。30㎝オーバーになると、このストライプ模様は消失し、上部は黒色となる。

2013年4月4日 和歌山県串本町

 


アジアコショウダイ

アジアコショウダイ
Plectorhinchus picus
魚類スズキ目イサキ科コショウダイ属
2012年8月15日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、岩礁域やサンゴ礁域に生息する。成魚は小さな群れを形成することがある。成魚は三重県以南だが、串本ではあまり成魚を見た記憶が無い。上の写真は若魚。成魚の特徴は白い体色、そこに黒い小斑点模様がたくさん入ること。尾鰭は黒と白のストライプ模様。若魚は白色と黒色のツートン模様で、黒い模様に白い抜けたような模様が入る。また、各鰭に黒い小斑点模様が入る。幼魚は黒色と白色のストライプ模様。
幼魚は見た目が可愛いので注目される生物です。

2013年5月29日 和歌山県串本町
2012年7月8日 和歌山県串本町

 

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...