2021年3月31日水曜日

カモハラトラギス

カモハラトラギス
Parapercis kamoharai
魚類スズキ目トラギス科
2012年5月12日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、岩礁域やその周辺の浅い砂地、砂泥地に生息する。
大きさは20㎝程度まで成長。
特徴は茶色がかった白い体色、背鰭には黒い斑模様が入り、体表に黒い帯模様が入ること。また、頬や背鰭、尾鰭にこげ茶色~黒色の点模様が多数入る。

2012年8月24日 和歌山県串本町
2012年5月12日 和歌山県串本町 雄

ヨツメトラギス

ヨツメトラギス
Parapercis clathrata
魚類スズキ目トラギス科トラギス属
2012年8月15日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域の砂底、岩礁域、砂礫地に生息する。
大きさは15㎝程度まで成長。似た種にオグロトラギスが存在するが、本種は尾鰭に黒い斑模様が無いことで区別することは容易。
特徴は白い体色、そこに茶色~灰色の模様が入り、背中1対の黒い斑模様が入ること。
上から見ると、この斑模様が目のように見え、まるで4つの目を持つように見えることから、ヨツメトラギスと和名が付いたようです。もう少し、明瞭な黒斑点を持つ個体にいつか出会いたいです。
 

マダラトラギス

マダラトラギス
魚類スズキ目トラギス科トラギス属
Parapercis tetracantha
2012年8月14日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、浅海のサンゴ礁域の砂底や砂礫地に生息する。
串本ではあまり見かけない印象だが、探せば実はたくさんいるのではないかと考えている。
特徴は黒色の体色、体側に3列の白い斑列が入り、尾鰭基部に暗色斑模様が入る。また、背鰭や尾鰭に黒い小斑点模様が多数入る。
大きさは20㎝程度で、肉食性の魚です。

 

コウライトラギス

コウライトラギス
Parapercis snyderi
魚類スズキ目トラギス科トラギス属
 2012年8月24日
和歌山県串本町

千葉県~沖縄県に分布し、浅い砂地や砂礫地に生息する。朝鮮半島周辺で採取されたため、高麗の和名を持つ。串本では普通に見ることができるトラギスの1種。
特徴は橙色~こげ茶色の体色、体側の上部には黒い模様が入り、下部にはこげ茶色のストライプ模様が入る。尾鰭には小斑点模様が入る。
動物食性で、底生動物を捕食する。ちょくちょく、ゴカイの様なものを捕食するシーンに出くわします。


クラカケトラギス

クラカケトラギス
Parapercis sexfasciata
魚類スズキ目トラギス科トラギス属
2013年12月18日
和歌山県串本町

新潟県~沖縄県に分布し、砂泥底に生息する。大きさは20㎝程度まで成長する。
体色は灰褐色~茶色で、腹部は黄色味のある白色、尾鰭基部に暗色斑があること、体側にV字の模様が入ること。似た種にアマノガワクラカケトラギスが存在するが、アマノガワクラカケトラギスにはV字模様の間に小黒斑点模様が有ることで区別することができる。アマノガワクラカケトラギスにはいつか出会いたいと考えている。
串本では特定の場所で見ることができる。

2012年12月31日 和歌山県串本町



 

オグロトラギス

オグロトラギス
Parapercis pacifica
魚類スズキ目トラギス科トラギス属
2014年3月27日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、サンゴ礁周辺の砂底に生息する。大きさは20㎝程度まで成長。
肉食性で甲殻類や多毛類などの底性動物、小魚などを捕食する。
特徴は白い体色、尾鰭に大きな黒い黒色斑があり、体表に黒色~茶色の斑模様が入る。
串本では数は少ないが、沖縄県では普通に見ることができる。

2014年3月27日 和歌山県串本町


 

2021年3月30日火曜日

オグロクロユリハゼ

オグロクロユリハゼ
Ptereleotirs heteroptera
魚類スズキ目クロユリハゼ科クロユリハゼ属
2011年12月14日
和歌山県串本町

千葉県~沖縄県に分布し、浅海のサンゴ礁域、岩礁域、砂地に生息する。大きさは8㎝程度。
特徴は水色の体色、尾鰭の中央部に黒色斑があること。
動物プランクトンなどを捕食する。
 

イレズミサルサハゼ

イレズミサルサハゼ
Oxyurichthys sp.4
魚類スズキ目ハゼ科サルサハゼ属
2011年10月13日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、水深30m以浅の砂地や泥砂地に生息する。
特徴は薄い灰色の体色、体側に褐色斑が5つあること、頭部に水色の斜走線が入ること。
似た種にオニサルサハゼなどが存在する。数は少ない。


 

イトマンクロユリハゼ

イトマンクロユリハゼ
Ptereleotris microlepis
魚類スズキ目クロユリハゼ科クロユリハゼ属
2013年9月8日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や砂地に生息する。体長は8㎝程度。
水深3~10mに生息する。
特徴は水色の体色、細長い体形。尾鰭に目立つ特徴が無いことで他のクロユリハゼ属と区別することができる。
 
2013年9月8日 和歌山県串本町

2021年3月28日日曜日

オシャレハナダイ

オシャレハナダイ
魚類スズキ目ハタ科イズハナダイ属
Plectranthias pelicieri
2013年11月6日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、水深35~70mの岩礁域や砂泥底に生息する。串本では見れないと思っていたが、あるポイントで普通に見ることができることが判明しました。とても綺麗なハタ科の魚です。会いたかった魚だったので、嬉しかったことを覚えています。
見た雰囲気はハタ科というよりもゴンべ科の魚みたいに地面に着底しています。ただ、すぐに貝殻や岩の隙間なんかに逃げ込むため、なかなか全身写真を撮らせてもらえません。
特徴は鮮やかな橙色の体色、体に白いライン模様や帯模様が入り、鰓蓋に黄色に縁取られた斑模様が入ること。

2013年11月6日 和歌山県串本町

 

モモブトカミキリモドキ

モモブトカミキリモドキ
Oedemera lucidicollis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜科カミキリモドキ科
2021年3月28日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、3月~7月に出現する。大きさは5~8㎜程度。春先から見ることができる普通種。タンポポなどのキク科の花に集まる。
特徴は若干藍色がかった黒色の体色で、光沢があること。雄の後脚の付け根は太くなる。
カミキリムシに似ているためか、カミキリモドキとされています。
体液に毒を含み、皮膚にその毒が着くと水疱ができることがあるようです。
 
2021年3月28日 岐阜県土岐市

モトヨツコブエグリゴミムシダマシ

モトヨツコブエグリゴミムシダマシ
Uloma bonzica
昆虫類甲虫目ゴミムシダマシ科ゴミムシダマシ亜科
2021年3月7日
岐阜県瑞浪市

北海道~九州に分布し、4月~10月に出現する。エグリゴミムシダマシの中では最も普通に見られる種。大きさは7~9㎜程度で、朽ち木やキノコなどに出現します。成虫越冬なのか、朽木で見ることができました。
特徴は茶色~黒色の体色、雄は前胸背の前方中央部に半円形の窪みがあり、その窪みに沿って4つの突起があること。
昆虫は似た種が多く、同定が大変です。

2021年3月7日 岐阜県土岐市

 

コマルキマワリ

コマルキマワリ
Amarygmus curvus
昆虫類甲虫目ゴミムシダマシ科ゴミムシダマシ亜科
2021年3月6日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、3月~10月頃に出現する小型のキマワリの仲間。大きさは7~10㎜程度。上の写真は桜の木にいた本種を撮影したもの。枯れ枝なんかに集まる。
特徴は光沢のある黒い体色、触角や脚は若干茶色を帯び、上翅には点線模様が並ぶ。よく見ると、ごく弱い虹色光沢を帯びているようです。
似た種にヒメキマワリなんかが存在しますが、上翅の点線模様で区別しました。

2021年3月6日 岐阜県土岐市



 

アカマダラケシキスイ

アカマダラケシキスイ
Lasiodactylus pictus
昆虫類甲虫目ケシキスイ科ケシキスイ亜科
2021年1月26日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、6月~9月に出現する。クヌギやアカガシなどの樹液、腐敗果実、灯火に飛来する。上の写真は越冬成体。落ち葉の下で見つけた。大きさは7~9㎜程度。
特徴は黒い体色、上翅に茶色~こげ茶色の独特な模様が入ること。
冬でも探せばいろいろな生き物に出会うことができます。

2021年1月26日 岐阜県土岐市

 

クロナガオサムシ

クロナガオサムシ
Carabus procerulus
昆虫類甲虫目オサムシ亜目オサムシ科オサムシ亜科
2021年2月28日
長野県根羽村

本州~九州に分布し、低山地~山地に生息する。成虫は8月~10月に出現するが、上の写真のように成虫で越冬する個体も存在する。越冬は土の中や枯木の中で行う。
刺激すると毒ガスを発する。
肉食の昆虫で、地中のミミズや昆虫を捕食する。
特徴は黒い体色、鋭く頑丈な顎を持ち、体に独特の凹凸模様が入ること。体は細長い。
似た種にコクロナガオサムシが存在する。

2021年2月28日 長野県根羽村




 

アカハラヤッコ

 

アカハラヤッコ
Centropyge ferrugata
魚類スズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属
2013年2月23日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、30m以浅の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。串本では普通に見ることができる。雑食性。体長は8㎝程度まで成長する。
特徴は灰褐色の体色、腹部は赤色~橙色となり、背鰭と尻鰭後縁は鮮やかな水色で縁取られる。体表には黒い斑紋が入る。和名の由来は腹部が赤みを帯びていることから。
普通種だが、綺麗な生き物である。

2011年11月25日 和歌山県串本町
2011年12月31日 和歌山県串本町

サラサゴンベ

サラサゴンベ
Cirrhitichthys falco
魚類スズキ目ゴンべ科オキゴンベ属
2011年12月15日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や岩礁域に生息する。大きさは7㎝程度まで成長する。ヒメゴンべ、ミナミゴンべに似ているが、体表の模様から区別することができる。
特徴は白い体色、そこに橙色~こげ茶色の小斑紋が入る。尾鰭にも斑紋は入る。また、眼下に赤色の線模様が入る。
小さい個体がちょこちょこ動き回る姿は可愛いです。

2012年6月8日 和歌山県串本町 幼魚

 

ミナミゴンべ

ミナミゴンべ
Cirrhitichthys aprinus
魚類スズキ目ゴンべ科オキゴンベ属
2012年12月13日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、水深40m以浅のサンゴ礁域や岩礁域に生息するゴンべ科の1種。
似た種にヒメゴンべが存在するが、本種の尾鰭には小斑点模様が無いことで区別することができる。串本では普通に見ることができます。
特徴は白い体色、橙色~こげ茶色の斑模様が入り、尾鰭には小斑点模様が入らずピンク色をしていること。体長は12㎝程度まで成長する。

2012年10月16日 和歌山県串本町
2012年5月12日 和歌山県串本町

 

ヒメゴンべ

ヒメゴンべ
Cirrhitichthys oxycephalus
魚類スズキ目ゴンべ科オキゴンベ属
2012年5月12日
和歌山県串本町

和歌山県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や岩礁域に生息するゴンべ科の1種。
餌は小魚や甲殻類などを捕食し、実際にゴンべ科の小さめのハゼを捕食したのを見たことがある。小さな口でも、口より大きい生き物をあっという間に捕食したのは印象深く残っています。
特徴は白色の体色、そこに橙色~こげ茶色の斑模様が入ること、背鰭棘には数本の糸状突起があり、背鰭や尾鰭に赤色斑が入る。この赤色斑が入ることで似た種のミナミゴンべと区別することができる。

2021年3月21日日曜日

ヨロイメバル

ヨロイメバル
Sebastes hubbsi
魚類カサゴ目フサカサゴ科メバル亜科メバル属
2013年4月4日
和歌山県串本町

岩手県~沖縄県県に分布し、浅場の岩礁域や砂底、ガラモ場、アマモ場に生息する。
似た種にコウライヨロイメバルが存在するが、本種は尾鰭前半部に幅広い白帯模様が入らないことで区別することができる。大きさは15㎝程度。
特徴は黒色~橙色の体色、そこに白い横帯模様が入る。背鰭は12~15棘を持ち、メバル属の中では体が短い。

 

クギベラ

クギベラ
Gomphosus varius
魚類スズキ目ベラ科クギベラ属
2016年9月18日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、水深の浅い岩礁域やサンゴ礁域に生息するベラの1種。
上の写真は雄の成魚。串本で雄の成魚は少ない。体長は20㎝程度まで成長する。
雄の特徴は深緑色~鮮やかな水色の体色、胸鰭付け根に黄色の模様が入ること。雌は白と黒のツートンカラーであること。そして最大の特徴はその形。吻が著しく伸び、和名の由来となっている。
ベラ科の魚は泳ぐのが速いため、撮影できると嬉しくなる生き物です。

2012年4月19日 和歌山県串本町 幼魚
2012年7月30日 和歌山県串本町 雌

 

コバンハゼ

コバンハゼ
Gobiodon sp.A
魚類スズキ目ハゼ科ハゼ亜科コバンハゼ属
2016年11月12日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、ミドリイシ属の枝間や枝先で見ることができる。見られる水深は6m程度。静岡県では稀に幼魚が見られる。大きさは5㎝程度。
特徴は黒い体色、目と胸鰭を通る水色の2本線が入ること。
撮影は難しいけど、とても可愛い魚である。


 

カメノテ

 

カメノテ
Capitulum mitella
甲殻類(顎脚網)有柄目ミョウガガイ亜目ミョウガガイ科カメノテ属
2021年1月31日
愛知県蒲郡市

北海道~沖縄県に分布し、通年潮間帯上部で普通に見ることができる。引き潮の際は、干上がるような場所に群生しています。貝のようですが、エビやカニと同じ甲殻類の仲間です。
食用にもなりますが、身が小さいのでめんどくさいイメージがあります。
特徴は白色~黒褐色の体色、形状は3角形。名前の由来通り、集まっていると亀の手のに見えるのが特徴的です。
分類が難しいです。



クロタマムシ

クロタマムシ
Buprestis haemorrhoidalis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目タマムシ科クロタマムシ亜科
2019年8月13日
岐阜県土岐市

北海道~沖縄県に分布し、6月~9月に出現する15~20㎜程度のタマムシの1種。
近所の公園で自分に体当たりをしてきました。
何枚か撮影したら、あっという間に飛び立ってしまいましたが・・・。
特徴は黒色の体色で僅かに銅色や紫色を帯び、雄は額あたりに橙色の模様が有ること。
松などの針葉樹の枯れ木で見ることができます。タマムシだけあって、あまり見かけない。

2019年8月13日 岐阜県土岐市

2023年7月17日 岐阜県多治見市

 

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...