2020年7月27日月曜日

ゴマダラチョウ


ゴマダラチョウ
Hestina persimilis
昆虫類チョウ目タテハチョウ科コムラサキ亜科
2020年7月23日
岐阜県土岐市

北海道~九州まで分布し、5月~9月に出現するチョウの1種。平地から山地まで広く分布し、比較的数は多い。この時はエノキの木で本種が止まっているのを見つけた。
特徴は黒色の体色に白色の模様が入ること。白と黒比率は個体差が多そう。目は橙色で口吻は黄色。とても綺麗な生き物です。
2020年7月23日 岐阜県土岐市

ナガゴマフカミキリ


ナガゴマフカミキリ
Mesosa longipennis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科フトカミキリ亜科
2020年7月24日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~7月に出現する大きさ2㎝程度のカミキリの1種。平地の雑木林に普通に見られる種。ただし、樹皮の上に止まっていると見つけにくい。この時は動いていたため見つけることができた。
特徴は黄褐色の体色、そこにクロや白色、灰色の斑模様が入ること。

2020年7月24日 岐阜県土岐市


2020年7月26日日曜日

アカタデハムシ


アカタデハムシ
Pyrrhalta semifulva
昆虫類甲虫目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、4月~8月に出現するハムシの1種。大きさは4㎜程度。
特徴は赤褐色でザラザラした質感のハムシで、体中に産毛が入る。頭部の一部と小楯板が黒色となる。桜などの葉を餌とする。別名サクラケブカヒゲナガハムシ。

2020年7月4日 岐阜県土岐市

ヒレナガカンパチ


ヒレナガカンパチ
Seriola rivoliana
魚類スズキ目アジ科ブリ属
2012年7月9日
和歌山県串本町

静岡県以南に生息する。サンゴ礁域や岩礁域の斜面に小さな群れを形成して生息する。
大きさは最大で1.6m(60㎏)となる。通常は1m程度。
特徴は銀色の体色、第2背鰭前部が鎌状となることから似た種のカンパチと区別することができる。腹部は白い。
本種の群れと遭遇数ると、少し嬉しい気分になります。


アオダイショウ


アオダイショウ
Elaphe climacophora
爬虫類有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属
2020年7月14日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布する全長1m~2m程度の大型のヘビ。毒は無い。
よくよく見ると可愛い顔をしているんだけど、やっぱり細長いヘビは何となく見つけるとぞっとしてしまう。こんな時に望遠レンズは役に立ちます。近所の公園では同じところでよく見かけます。
特徴は暗黄褐色~くすんだ緑色の体色をしていること。幼い頃はニホンマムシに擬態する。
木登りも得意なようだ。

2020年7月14日 岐阜県土岐市

ヤマトイシノミ


ヤマトイシノミ
Pedetontus nipponicus
昆虫類イシノミ目イシノミ科ヤマトイシノミ亜科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

北海道~本州に分布し、通年見られるヤマトイシノミの1種。デボン紀の化石でみつかるなど、古くから生息している昆虫です。イシノミの寿命は2~3年、危険を感じると腹部後方を地面に叩きつけてジャンプして逃げるようです。
林や山の薄暗い場所に生息し、木肌や石、枯木の上で見ることができます。近所では普通に見ることができる本種、似た種にはヒトツモンイシノミやオカジマイシノミなんかがいます。特徴は鱗粉に覆われ、茶褐色や白色、灰色、黒色の複雑な模様が有ること、触角と尾糸は体長よりも長いこと。生きた化石の昆虫バージョンとでもいえる生き物です。大きさは12㎜程度。一番下の写真は幼体なのか、黒い小さな個体でした。

2020年7月4日 岐阜県土岐市

サビハネカクシ


サビハネカクシ
Ontholestes gracilis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハネカクシ科ハネカクシ亜科
2020年7月10日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、6月~8月に出現するハネカクシの1種。大きさは12㎜程度。
よくキノコに群がっているのを見つけます。近づくと隠していた翅を広げ逃げるので、なかなか思う様に撮影はさせてもらえないです。
特徴は全体的に黒い体色、そこに黄色や白色、褐色の毛を装い雲状の模様を現すこと。

2020年7月10日 岐阜県土岐市


シロナミギセル


シロナミギセル
Sterephaedusa japonica
腹足網(貝類)有肺目キセルガイ科
2020年7月10日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、最も普通に見られるキセルガイの1種。近所の公園で見つけましたが、細長い小型のカタツムリといったところでしょうか。この細長い形状からキセルガイという名前が付いたようです。大きさは1㎝程度。おそらく、いろいろな生物を撮影すると決めなければスルーしている生き物でしょう。
特徴は白みがかった茶色の細長い貝殻、体は灰色。

2020年7月10日 岐阜県土岐市




ノコギリカミキリ


ノコギリカミキリ
Prionus insularis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科ノコギリカミキリムシ亜科
2020年7月10日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~9月に出現する大型のカミキリムシの1種。
近所の公園にある松の幹にいました。40㎜程度あるためか、大きくて目立ちました。
特徴は黒い体色、ややずんぐりとした体形で、ギザギザした立派な触角を持っていること。灯火にも集まります。

2020年7月10日 岐阜県土岐市

オクヨウジ


オクヨウジ
Urocampus nanus
魚類トゲウオ目ヨウジウオ科オクヨウジ属
2013年5月28日
和歌山県串本町

青森県~沖縄県に生息し、内湾のアマモ場に生息するヨウジウオの1種。串本では浅い所で見ることができます。ただ擬態が上手なため、見つけるにはある程度の見つける能力が必要となります。大きさは15㎝程度。
特徴は緑色の体色、アマモに擬態していること。似た種にミナミオクヨウジなんかが存在します。この時、数匹が群れていました。

2013年5月28日 和歌山県串本町


2020年7月20日月曜日

カスミオイランヨウジ


カスミオイランヨウジ
Doryrhamphus naia
魚類トゲウオ目ヨウジウオ科ヒバシヨウジ属
2012年6月28日
和歌山県串本町

静岡県以南に生息し、水深15~40m程度の岩礁域やサンゴ礁域に生息するヨウジウオの1種。岩の隙間なんかでたまに見ることがあります。
特徴は白と赤色のストライプ模様。尾鰭が赤く、白い縁取りがあること。
似た種にオイランヨウジが存在するが、そちらの尾鰭は白色が主となることで区別することができる。出会えて嬉しかった思い出があります。

ホシチャタテ


ホシチャタテ
Lichenomima muscosa
昆虫類チャタテムシ目ホシチャタテ科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、7月~8月に出現するチャタテムシの1種。この時、この木には本種が集団で発生していました。トップ写真の個体は雌で、雄よりも大きい。
特徴は白みのある灰色~黒色の体色、翅には霜降状の暗色斑が入ること。雌の方が白みが強い。チャタテムシ、あまり人気が無いのか情報が乏しいです。

2020年7月4日 岐阜県土岐市

ケカゲロウ


ケカゲロウ
Isoscelipteron okamotonis
昆虫類アミメカゲロウ目ケカゲロウ科ケカゲロウ亜科
2020年7月19日
岐阜県土岐市

本州~沖縄に分布し、6月~9月に出現する12㎜程度のアミメカゲロウの仲間。幼虫は白アリを捕食するようです。この時は樹幹で見ることができました。
特徴は茶色の体色、全身に毛が生えていて、翅は透明で細かい暗褐色斑が入ること。最も特徴的なのが翅の形状で、漫画の海賊が持っているナイフのような形状であること。
写真に撮ってみて思ったのですが、綺麗な翅をしております。
2020年7月20日 岐阜県土岐市


2020年7月19日日曜日

ハシナガウバウオ


ハシナガウバウオ
Diademichthys lineatus
魚類スズキ目ウバウオ科ハシナガウバウオ属
2012年12月31日
和歌山県串本町

静岡県以南の岩礁域に生息し、ウニ類のガンガゼ周辺で見られる。串本では数多く見ることができる。そのため、ガンガゼ抜きなんかで撮影すると面白い写真が撮れる。
特徴はこげ茶色の体色、黄色のライン模様が3本入り、尾鰭は黄色で先端が黒くなる。雄と雌とでは形状が少し異なり、雄の方が吻が短い。大きさは5㎝程度。

2015年1月1日和歌山県串本町

2020年7月15日水曜日

ホソウバウオ


ホソウバウオ
Pherallodus indicus
魚類スズキ目ウバウオ科ホソウバウオ属
2013年2月24日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布するウバウオの1種。浅い岩礁域に生息し、石の下に潜んでいることもあります。ウバウオの可愛いフォルムに可愛いらしい模様をしていて、とても可愛い魚です。腹鰭は吸盤状で、ものに引っ付くことを得意とします。大きさは3㎝程度の小型種で、おそらく串本にも多く生息するが、スルーされることが多いと思われます。
特徴はこげ茶色の体色、そこに特徴的な白色と茶色の模様が入り、目~口にかけて太い白帯模様が入ること。
海に行ったらぜひ探してほしい生き物の一つです。

ゴマフリドクガ


ゴマフリドクガ
Somena pulverea
昆虫類チョウ目ドクガ科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

本州~沖縄県に分布し、7月~8月に出現するドクガ科の1種。大きさは3㎝程度。
7月では近所でたくさん見ることができる本種、ドクガ科の仲間で、全身に生えている産毛が毒々しい感じがします。
特徴は黄色の体色、翅には黒色の斑点模様が入ること。この特徴が名前の由来となります。ドクガ科の1種だけあり、幼虫時の毛は有毒であることで有名。どうやら成虫はエサを食べないようで、産卵して消滅するとのこと。

2020年7月4日 岐阜県土岐市

2020年7月14日火曜日

ナカキエダシャク


ナカキエダシャク
Plagodis dolabraria
昆虫類チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
2020年7月10日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~9月に出現するシャクガの1種。
特徴は黄色~茶色の体色、年輪のような模様が入り、体後方部分が黒くなること。
灯火にも集まる。写真は昼間にサクラの木に付いていた本種を撮影したもの。
これくらい分かりやすいと助かります。

ススキキオビカザリバ


ススキキオビカザリバ
Cosmopterix sublaetifica
昆虫類チョウ目カザリバガ科カザリバガ亜科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、6月~9月に出現する10~15㎜程度のカザリバガ科の1種。
似た種が多く存在するため、最も近かったススキキオビカザリバとして同定しました。小さくて撮りにくいうえに、似た種が多いので同定は大変です。
特徴は濃いこげ茶色の体色、翅後方部分に薄い黄色の帯模様が入り、前方には白いライン模様が3~4列程度並ぶこと。黄色の帯模様は後方で白いライン模様となり、翅の後方まで伸びます。目は赤いです。
黄色の部分が薄いこと、白いラインの入り方、後方まで伸びるライン模様の形状から本種としました。
似た種にはウスキモンカザリバ、サッポロカザリバ、ウスイロカザリバ、ヨシカザリバなんかが存在します。

2020年7月4日 岐阜県土岐市

2020年7月13日月曜日

カレハチビマルハキバガ


カレハチビマルハキバガ
Tyrolimnas anthraconesa
昆虫類チョウ目マルハキバガ科
2020年7月4日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、6月~8月に出現するマルハキバガ科の1種。大きさは8㎜程度。
葉っぱの上に乗っているところを撮影しましたが、灯火にも集まるようです。
特徴は白色~黄色と灰色のツートンカラーをしていること。翅の後方部分は暗褐色をしていること。また、翅の中央部に点状の斑点模様が並ぶ。
よく観察しないと見つけられない種です。しかし長ったらしい名前です。


2020年7月12日日曜日

ソウシチョウ


ソウシチョウ
Leiothrix lutea
鳥類スズメ目ソウシチョウ科
2020年7月12日
岐阜県土岐市

栃木県~九州に分布する外来種。かご抜け取りとも呼ばれている。大きさは15㎝程度。
特定外来生物に指定されており、近所の公園では普通に見ることができるが、なかなか思い通り撮影させてくれない鳥です。
特徴は深緑色の体色、顎は黄色く、羽の後半にかけて灰色になり、羽後半下側は黄色となりそこに赤い斑紋が入ること。とても綺麗な鳥です。

ヤナギガワウンカ


ヤナギカワウンカ
Andes marmorata
昆虫類カメムシ目ヒシウンカ科
2020年7月12日
岐阜県多治見市

本州~九州に分布し、7月~9月にヤナギ類やエゴノキなんかに集まるウンカの1種。何となくオビカワウンカに似ていますが、模様が違います。大きさは6㎜程度。
特徴は白もしくはこげ茶色の体色、翅には褐色の模様が有り、脚や翅の縁に白い羽毛のようなものが付いていること(おそらく、徐々に抜けていくと思われる)。
見つけたときはジッとして動かなかったです。


2020年7月12日 岐阜県多治見市

ニテンアカエソ


ニテンエソ
Synodus binotatus
魚類ヒメ目エソ科アカエソ属
2012年12月12日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、浅海のサンゴ礁域や岩礁域に生息する。特徴は灰色~橙色で、吻端に2対の黒色斑が入ること。似た種にアカエソやミナミアカエソが存在するが、この2対の黒色斑で区別することができる。エソ科は本当にややこしく、同定が難しい個体が多いのですが、本種は同定しやすいです。大きさは15㎝程度。

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...