2020年10月31日土曜日

ウンモンオオシロヒメシャク

ウンモンオオシロヒメシャク
Somatina indicataria
昆虫類チョウ目シャクガ科ヒメシャク亜科
2018年9月11日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~9月に出現する25~30㎜程度の蛾の1種。
平地~山地にかけて広く分布します。普通種で、灯火にも現れます。
特徴は白色の体色、翅後方には斑点模様が打ち寄せる波のように並び、翅中央部に橙色~黒色の模様が入ること。何とも説明が難しい模様ですが、他種との区別は容易です。

 

コヨツメアオシャク

コヨツメアオシャク
Comostola subtiliaria
昆虫類チョウ目シャクガ科アオシャク亜科
2019年8月10日
岐阜県土岐市

 北海道~沖縄に分布し、5月~11月に出現するアオシャクの1種。
平地~山地まで普通に見ることができる2㎝程度の緑色の蛾です。
特徴は黄緑色の体色、4枚の翅に赤い斑紋が1つづつ入り、その斑紋の後ろに黄色の点線模様が入ること。灯火に集まります。

2019年8月10日 岐阜県土岐市


シロツバメエダジャク

シロツバメエダシャク
Ourapteryx maculicaudaria
昆虫類チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
2019年6月22日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、6月~10月に出現するエダシャクガの1種。大きさは35~55㎜で、雌の方が大きい。見た目が白く、美しい蛾です。
特徴は白い体色、翅に斜めのライン模様が入り、そのラインは中央部で湾曲する。また、後翅の外縁部に2対の眼状紋が入る。
似た種にウスキツバメエダジャクが存在するが、本種の方が小型で、後翅の尾状突起が短いなどの違いで区別することができるという。


 

ホシミスジ

ホシミスジ
Neptis pryeri
昆虫類チョウ目タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科
2019年6月1日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、5月~10月に出現する25~35㎜程度の蝶の1種。中部地方~関東北部までは様々なところで見られるが、その他の場所では局所的な蝶となります。
特徴は黒色の体色、そこに3本の帯模様が入ります。1本目の帯が直線ではなく、白い斑紋が並んでいることでコミスジなどの類似種と区別することができます。
この時一枚だけ撮影できたものの、あっという間に飛翔していきました。



 

シロオビクロナミシャク

シロオビクロナミシャク
Trichobaptria exsecuta
昆虫類チョウ目シャクガ科ナミシャク亜科
2020年8月14日
長野県根羽村

北海道~九州に分布し、4月~9月に山に出現する小型の蛾。見た目はチョウチョのような、少し綺麗めの蛾の仲間です。大きさは2~3㎝程度。
特徴は黒色の体色、前翅に2対のライン模様が入ること、翅の外縁は白と黒のストライプ模様となること。似た種にはシラフシオビナミシャクが存在しますが、そちらは白い模様がより多く、明瞭に入ることで区別することができます。


 

2020年10月30日金曜日

マジマクロイシモチ

マジマクロイシモチ
Siphamia majimai
魚類スズキ目テンジクダイ科ヒカリイシモチ属
2013年11月18日
和歌山県串本町

和歌山県以南に生息し、サンゴ礁域や岩礁域に生息。ガンガゼやガンガゼモドキの棘の隙間に集団で住んでいます。その棘のせいで、非常に撮影が難しい生物です。大きさは3㎝程度。串本では数は多くないが、柏島では結構いるようです。
名前の由来はマジマさんが付けたこと。
特徴は黒い体色であり、頭部が大きいこと。

2013年11月18日 和歌山県串本町
2014年1月21日 和歌山県串本町

 

スミツキアトヒキテンジクダイ

スミツキアトヒキテンジクダイ
Taeniamia fucata
魚類スズキ目テンジクダイ科アトヒキテンジクダイ属
2012年10月15日
和歌山県串本町

和歌山県以南に生息し、サンゴ礁域や岩礁域に生息する7㎝程度のテンジクダイの1種。
特徴は少し赤みがかった透明な体色、鰓蓋上部後方に赤い模様が入り、尾鰭付け根に黒い斑模様が有り、体には細い線模様が並ぶこと。口周辺は黄色っぽい。

2012年10月15日 和歌山県串本町

2020年10月28日水曜日

ヤミテンジクダイ

ヤミテンジクダイ
Apogon semiornatus
魚類スズキ目テンジクダイ科コミナトテンジクダイ属
2012年7月29日
和歌山県串本町

千葉県以南の岩礁域に生息し、岩の隙間で見ることができる。串本では普通種。
特徴は透明な体色、顔は少し赤みがかり、体に斜めの2本のライン模様が入ります。テンジクダイの中で、斜めに入るライン模様は本種のみのようです。大きさは5㎝程度。
他のテンジクダイ同様、口の中で卵を守ります。その時期のこいつは、見所満載です。




 

クロスジイソハゼ

クロスジイソハゼ
Eviota sebreei
魚類スズキ目ハゼ科イソハゼ属
2013年10月2日
和歌山県串本町

和歌山県以南に生息し、内湾のサンゴ礁上で見ることができる。串本ではこの時しか遭遇していないため、数は少ないと考えられる。大きさは15㎜程度。
特徴は透明な体色、体中央部に黒い線が入り、その線に沿って白色の破線模様が入ること。地味ですがよくよく見ると可愛い口をしているイソハゼです。
この時、串本では非常に珍しいイシガキカエルウオを威嚇していました。ダブルの出会いでテンションが上がった記憶は思い出です。


 

ヤマブキハゼ

ヤマブキハゼ
Amblyeleotris guttata
魚類スズキ目ハゼ科ダテハゼ属
2013年9月19日
和歌山県串本町

和歌山県以南に生息し、水深5~30mの砂地に生息する。他のダテハゼ同様にテッポウエビ類と共生しています。串本では数は多くなく、見ることができると嬉しくなるハゼです。
特徴は透明がかった白色の体色、山吹色斑が体中に点在すること、腹鰭と腹鰭付け根に黒い模様が入ること。また、正面から見ると目がサッカーボールに見えます。



 

ヤハズハゼ

ヤハズハゼ
Bathygobius cyclopterus
魚類スズキ目ハゼ科クモハゼ属
2012年11月8日
和歌山県串本町

千葉県以南の浅場、岩礁域やタイドプールの転石下に見ることができるハゼの1種。
大きさは5㎝程度。特徴は茶色~黒色の体色、頭部後方と尾鰭前方に白い鞍掛け模様が入ること。この白い鞍掛け模様が目立たない個体も存在する。
串本では普通に見ることができるクモハゼの仲間です。

 

2020年10月17日土曜日

スジベニコケガ

スジベニコケガ
Barsine striata
昆虫類チョウ目ヒトリガ科コケガ亜科
2020年5月30日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~9月に出現するコケガの1種。大きさは4㎝程度。
特徴は黄色の体色、そこに橙色~赤色の細かいスジ模様が入り、胸部に黒い斑模様が入ること、翅にこげ茶色のV字模様が入ること。灯火にも飛来する。
普通に見られる種ですが、結構綺麗な蛾です。

2020年5月30日 岐阜県土岐市
2020年5月23日 岐阜県土岐市



 

2020年10月12日月曜日

エビイロカメムシ

エビイロカメムシ
Gonopsis affinis
昆虫類カメムシ目カメムシ科エビイロカメムシ亜科
2020年8月23日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、4月~10月に出現するカメムシの1種。ススキなどのイネ科をホストとしています。大きさは15~20㎜程度。
特徴は黄褐色の体色、体は少し胴長で、頭部は三角形をしていること。
独特な見た目のため、同定することは容易です。
 

ウミスズメ

ウミスズメ
Lactoria diaphana
魚類フグ目フグ亜目ハコフグ科コンゴウフグ属
2012年1月1日
和歌山県串本町

 茨木県~沖縄県に分布し、浅い水深に生息するフグの1種。ダイビングではよく見かけます。特徴は灰色~黄色の体色、体にハニカム模様が入ります。似た種にコンゴウフグ、シマウミスズメが存在する。コンゴウフグは眼状棘が長いこと、シマウミスズメは体に鮮やかな水色の模様が入ることで区別することができる。
皮膚から粘液毒を出すことができる。
幼魚は黄色。初めて見たときはその可愛さに興奮したことを覚えています。

2012年6月28日 和歌山県串本町

2020年10月11日日曜日

スジタテガミカエルウオ

スジタテガミカエルウオ
Cirripectes kuwamurai
魚類スズキ目イソギンポ科タテガミカエルウオ属
2012年11月9日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に生息し、浅場の岩礁域に生息する。串本ではポイントを選べば出会うことができます。ただ、少し流れがあるところで見ることになるため、撮影は難しいです。
特徴は白色~灰色の体色、そこに橙色の模様が入ること、鰓の付け根に黒い斑模様が入ります。婚姻色は黄色となります。串本では卵を守る姿も見ることができ、とても可愛い魚です。



 

クルマダイ

クルマダイ
Pristigenys niphonia 
魚類スズキ目キントキダイ科クルマダイ属
2012年11月13日
和歌山県串本町

静岡県~九州に分布し、水深80~230m付近の泥低地に多い。ただし、串本のあるポイントでは比較的浅い水深で出会えることができます。
特徴は橙色の体色、各鰭の付け根は白い帯模様が入ります。背鰭は白と黒褐色、その他の鰭は透明に黒い暗色斑模様が入る。

2013年1月3日 和歌山県串本町
2012年1月2日 和歌山県串本町

 

インドアカタチ

インドアカタチ
Acanthocepola indica
魚類スズキ目アカタチ科アカタチ属
2012年5月13日
和歌山県串本町

静岡県以南に生息し、水深3~40mの泥低に生息するアカタチの1種。初めで出会った時はすごく嬉しかったことを覚えております。
特徴は灰色~橙色の体色、背鰭前方部に白縁の黒斑点模様があること。
イッテンアカタチにいるが、背鰭の軟条の数が96以上であることで区別することができる。とはいうものの、私自身あまり自信がないです。まぁ、可愛いから良しとしましょう(笑)
2012年5月13日 和歌山県串本町
2012年10月23日 和歌山県串本町

2020年10月4日日曜日

ヨツボシテントウダマシ

ヨツボシテントウダマシ
Ancylopus pictus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目テントウダマシ科オオテントウダマシ亜科
2020年10月4日
岐阜県恵那市

本州~九州に分布し、4月~10月に出現する5㎜程度の甲虫。
初めて見たときはハムシだと思いいろいろと探し回りましたが、全く別の種であることが判明しました。テントウムシダマシというが、全くテントウムシには見えません(笑)
畑の周辺で見ることができる普通種のようです。
特徴は橙色の体色、頭部は黒く、翅には1本の黒いライン模様と2対の黒斑点が入ること。
すごい勢いで裏へ裏へと移動するため、なかなか難しい被写体でした。

2020年10月4日 岐阜県恵那市


 

イシサワオニグモ

イシサワオニグモ
Araneus ishisawai
クモ類クモ目コガネグモ科
2020年10月4日
岐阜県恵那市

北海道~九州に分布し、7月~10月に山地で出現する2㎝程度のオニグモの1種。
腹部の体色は黄色、橙色、茶褐色、黄褐色などバリエーションに富み、腹部中心部に白いライン模様、腹部両肩部から尻にかけて白い湾曲するライン模様が入ること。また腹部には4つの黒い小斑点が入る。比較的低い位置でクモの巣を張るようです。

2020年10月4日 岐阜県恵那市


ジムグリ

ジムグリ
Euprepiophis cospicillatus
爬虫類有鱗目ナミヘビ科
2020年10月3日
岐阜県土岐市

北海道~本州に分布するナミヘビ科の1種。大きさは70~110㎝程度で日本固有種。
神経質な性格で、基本的には地中で生息するため、あまり見かけないようです。
寿命は10~20年程度。幼蛇は赤~赤褐色に黒い斑点が入り、非常に派手な色合い。そのため毒蛇だと間違えられますが、実際には無毒です。エサはミミズやモグラなど。
上の写真は成熟した個体。成熟した個体は幼蛇に比べると地味です。
成体の特徴は茶色の体色、体に黒い模様が入り(成長するにつれて無くなる)、顔にV字模様が入ること。また、腹板には黒と赤の市松模様があること(幼蛇は赤みが強く、黒い斑点や横縞模様が入ります)。地潜(ジムグリ)と呼ばれるだけあり、この時も土に潜って逃げていきました。

2020年10月3日 岐阜県土岐市


 

クロミャクイチモンジヨコバイ

クロミャクイチモンジヨコバイ
Exitianus indicus
昆虫類カメムシ目ヨコバイ科ヨコバイ亜科
2019年9月1日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、6月~10月に出現する5㎜程度のヨコバイの仲間。灯火にもよく集まる。近所でもよく見かけるヨコバイです。
特徴は薄茶色の体色、目の間に1本の黒い帯があり、翅は透明でそこに茶色の翅脈が入ること。似た種にシロミャクイチモンジヨコバイが存在するが、そちらは翅脈が白色であることから区別することができる。

2018年9月5日 岐阜県土岐市

オヌキヨコバイ

オヌキヨコバイ
Onukia onukii
昆虫類カメムシ目ヨコバイ科オオヨコバイ亜科
2019年9月13日
長野県松本市

北海道~九州に分布し、8月の真夏の山地で見ることができるヨコバイの1種。大きさは6㎜程度。この時は笹の上で見ることができました。
特徴は黒色の体色、翅の左右外縁付近と脚を含めた腹部は黄色となる。頭部が黒色で翅は独特な模様が入るため、他種とは区別は容易。

2019年9月13日 長野県松本市



アカフコガシラウンカ

アカフコガシラウンカ
Okatropis rubrostigma
昆虫類カメムシ目コガシラウンカ科
2019年8月12日
岐阜県土岐市

7月~10月に出現する小さいウンカの1種。形と模様が独特だったので一度会ってみたいと思っていたんですが、いざ出会うと3㎜程度の大きさしかなくびっくりしました。
特徴はこげ茶色の体色、そこに白色の小斑点が点線状散らばります。翅後方部に橙色の斑模様が入り、翅の後縁は切断したかのようなユニークな形状をしていること。

2019年8月12日 岐阜県土岐市



シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...