2020年3月31日火曜日

アオヒゲナガトビケラ

 アオヒゲナガトビケラ
Mystacides azurea
昆虫類トビケラ目ヒゲナガトビケラ科
2019年6月16日
岐阜県土岐市

北海道~四国まで分布する大きさ2㎝程度のトビケラの1種。発生時期は4月~10月。
特徴は黒い体色、前足は細毛が密に覆っている。触覚は長く、黒と白のストライプ模様となる。灯火に飛来する。
写真は近くの道の駅で撮影したもの。

カシワツツハムシ

カシワツツハムシ
Cryptocephalus scitulus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ツツハムシ亜科
2019年9月15日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布する4㎜程度のハムシの1種。出現時期は6~9月で、エサはクヌギやコナラ、カシワやクリなどのブナ科の葉。
特徴は頭部~前胸背板が橙色、上翅は黄色で2本の太い黒スジ模様が入ること。
似た種にタテスジキツツハムシなんかが存在するが、本種の方が大きく体形も太いことで区別できる。
2019年9月15日 岐阜県土岐市

オオツヤハダコメツキ

オオツヤハダコメツキ
Stenagostus umbratilis
昆虫類甲虫目コメツキムシ科ベニコメツキ亜科
2019年8月3日
岐阜県瑞浪市

本州~九州に分布する、3㎝程度のコメツキムシの仲間。発生時期は6月~8月で、この時は光に寄ってきた本種を撮影した。
特徴は体色が赤褐色~橙色、全身黄色のみのある短い毛で覆われ、上翅には2本の横帯模様が入る。


2020年3月29日日曜日

ホタルガ



ホタルガ
Pidorus glaucopis
昆虫類チョウ目マダラガ科ホタルガ亜科
2019年9月13日
岐阜県多治見市

2019年は近所でたくさん見ることができました。大きさは5㎝程度。北海道~沖縄に分布し、6~9月に出現する。特徴は赤い頭部、黒い翅を持ち、そこに白色の斜めライン模様が入ること。似た種にシロシタホタルガがいる。特徴的な外観から、目立つ生き物です。
名前の由来は蛍に似ていることからつけられたようだが、あまり似ていない。
図鑑で見たときに会いたいと思った蛾の1種です。

2019年9月13日 岐阜県土岐市
2018年6月24日 岐阜県多治見市

キクビアオハムシ


キクビアオハムシ
Ageiasa nigriceps
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
2019年9月13日
愛知県豊根村

6~7㎜程度の綺麗なハムシ。 北海道~九州に分布し、4~10月に発生します(成虫越冬)。
特徴は前胸背板は黄色、頭部と上翅は金緑色に輝きます。越冬中は石の下などでみつけることができます。サルナシ、オオバアサガラなどの葉を食べる。
この時が初めての出会いで、美しい本種を見つけて嬉しかった思い出があります。

 2019年9月13日 愛知県豊根村


テンクロスジギンポ

テンクロスジギンポ
Plagiotremus tapeinosoma
魚類スズキ目イソギンポ科テンクロスジギンポ属
2014年6月19日
和歌山県串本町

相模湾以南~沖縄の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。大きさは10㎝程度。
串本では普通種。
特徴は体が細長く、体側は白色、黄色で黒色の点模様が並ぶこと(名前の由来)。尾鰭や尻鰭には鮮やかな青色が入る。尾鰭は黄色。
サンゴや岩の筒状の穴に入っていて、そこからこちらを覗いている姿をよく見る。笑っているように見える顔がとってもかわいいと感じるのは私だけかな?
そんな可愛い本種だが、見た目と違い他の魚の鱗などをかじり取って食べる肉食系で、他の魚に追われているのをしばし見ることができます。
似た種にミナミギンポなんかがいます。

 2012年1月1日 和歌山県串本町
2012年6月14日 和歌山県串本町



ルリビタキ

ルリビタキ
Tarsiger cyanurus
鳥類スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属
2018年3月18日
岐阜県多治見市

岐阜県では冬の季節で見ることができる青い鳥(青色は雄の成鳥み)。日本では夏季に本州中部以北、冬季で本州中部以南に生息する。大きさは15㎝程度。
青色というだけで、見つけると嬉しくなる鳥の1種。っといっても数は多い。
特徴は羽の付け根辺りに黄色の模様が入ること、腹部の羽毛は白い。頭部~尾羽にかけて、雄は青色、幼鳥と雌は緑褐色をしている。尾羽の先端は雄雌関係なく青い。
写真の個体は撮影しやすい個体であった。

2018年3月18日 岐阜県多治見市

ブタクサハムシ

ブタクサハムシ
Ophraella communa
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
2019年11月3日
岐阜県土岐市

関東から九州にかけて分布。6月~9月に出現するとのことだが、11月に見ることができた。もともとは北アメリカやメキシコに生息していた外来種。
特徴は黄褐色の体色、上翅に4本の黒いライン模様が入ること。体には小さな毛がある。


2019年11月3日 岐阜県土岐市

サンゴジュハムシ

サンゴジュハムシ(サンゴジュウスバヒゲナガハムシ)
Pyrrhalta humeralis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
2019年8月12日
岐阜県土岐市

サンゴジュやガマズミに集まるハムシ。
特徴は黄褐色の体色、頭部から前胸背板に黒いライン模様が入り、前胸背板の両縁にも黒い模様が入ること。大きさは6㎜程度で、日本全土に分布する。発生時期は5~10月。卵越冬。

2019年8月12日 岐阜県土岐市


イチモンジカメノコハムシ

イチモンジカメノコハムシ
Thlaspida cribrosa
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科カメノコハムシ亜科
2019年5月19日
愛知県豊田市

何とも言えない特徴を持つカメノコハムシ亜科。透明な甲羅のようなフォルムは一目見たときから見たい生物となりましたが、葉っぱの裏を覗くと結構高い確率で出会うことができました。分布は本州~沖縄。
特徴はほぼ円形の形状で平べったく、体の中心部は褐色、周縁部分が茶色がかった透明であること。大きさは8~10㎜程度あります。褐色部分は緑がかった個体もいます。


 2019年5月19日 愛知県豊田市


2019年10月1日 岐阜県多治見市

2019年5月12日 岐阜県土岐市

キイロテントウ

キイロテントウ
Kiiro koebelei
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目テントウムシ科テントウムシ亜科
2019年10月1日
岐阜県多治見市

ウドンコ病菌などの菌類を食べるテントウムシ。特徴は見た目通りで、上翅が黄色一色であること。頭部は白く、2個の黒い斑点模様が入る。
大きさは4㎜程度。もう少し大きいと思っていたので、見つけたときは小さいと感じました。分布は本州~沖縄。
近所の公園では見つけることができなかったが、少し遠征したところではたくさん見つけることができた。

アサギマダラ

アサギマダラ
Parantica sita
昆虫類チョウ目タテハチョウ科
2019年10月20日
岐阜県土岐市

移動性の高い蝶。他種とは模様が全く異なることから区別は容易。九州以北で5月~10月に成虫が見られ(山地の方が多い)、南西諸島では逆に秋から冬にかけて見られる。
特徴は透明がかった水色と黒色~こげ茶色の模様が翅に入り、大きさは10㎝程度であること。見たかった蝶の1種だが、近所の公園でも見つけることができた。
3000㎞も移動できるというから、驚きだ。
本種を呼ぶにはフジバカマを植えるといいそうだ。近所では10月頃に飛来するため、毎年の楽しみが一つ増えた。いつか納得のいく写真を撮りたい生き物である。




2019年10月20日 岐阜県土岐市


2020年3月24日火曜日

ハモ

ハモ
Muraenesox cinereus
魚類ウナギ目ウナギ亜目ハモ科ハモ属
2015年11月15日
和歌山県串本町

最大で2mを超える魚。語源は鋭い歯を持ち、人に向かってくること。
咬む(ハム)から歯魚(ハモ)と名付けられた。
福島県以南に分布し、100m以浅の泥砂地に生息する。日本料理ではお馴染みの生き物です。特徴は口が目の後ろまで裂け、鋭い歯を持つこと。体色は茶褐色で腹部は白く、体表に鱗が無いこと。
孵化後、レプトケファルス期をへて変体する。雌の方がはるかに大きくなる。

2020年3月22日日曜日

ニホンイタチ

二ホンイタチ(日本鼬)
Mustela itatsi
哺乳類ネコ目イタチ科イタチ亜科イタチ属
2020年3月22日
愛知県豊田市

初めて写真で撮影することができ、本日一番の収穫となりました。哺乳類はやっぱり嬉しいものです。分布は日本全土で、畑を荒らすため害獣として有名です。
体長は25㎝程度。オスの方が大きいです。
冬眠はせず1年中活動し、活動時間は決まっておらず昼夜活動する哺乳類です。基本的には単独行動。この日は2匹見つけることができた。
特徴は体色が茶色、顔に黒と白色の模様が入ること。手足の指には水かきがあり、泳ぎが得意です。雑食でネズミや鳥、カエルなどの両生類、魚、ザリガニ、昆虫などを食べるほか、山ぶどうなんかも食べます。

2020年3月22日 愛知県豊田市



ウシガエル

ウシガエル
Lithobates catesbeianus
両生類無尾目アカガエル科
2020年3月22日
愛知県豊田市

日本全土に分布している外来種。大きさは18㎝程度になる。体色や斑紋に個体差がある。
沼や川、ため池などにいて水棲傾向が高い種。
水温が低かったためか、あまり動かなかったので撮影は容易でした。
上の写真は体長7㎝程度の個体。

ヒメスギカミキリ

ヒメスギカミキリ
Callidiellum rufipenne
虫類甲虫目カブトムシ亜科カミキリムシ科カミキリ亜科
2020年3月22日
愛知県豊田市

日本全土、3月~7月に発生する。大きさは12㎜程度。
雄の特徴は上の写真のように、黒色の体色(褐色もいる)で、上翅の外縁上側に赤褐色を帯びること。雌の上翅は赤褐色となる。
飛んでいた虫をハエたたきの要領で落としたところ、本種であることが判明した。
ちょうどサクラが咲き始めた季節だったため、春を告げる虫の一つなのかな?



2020年3月21日土曜日

アワサンゴの1種A

アワサンゴの1種A
Alveopora sp.
花虫類イシサンゴ目ハマサンゴ科
2013年1月29日
和歌山県串本町

触手は12本で特異的な球状をしたアワサンゴの1種。群体の直径は10㎝前後。
共肉は淡褐色、口盤は灰褐色、触手は緑色となる。配置はセリオイド型で、日中ポリプがよく伸長する。

タバネサンゴ

タバネサンゴ
Caulastrea tumida
花虫類イシサンゴ目キクメイシ科
2015年9月4日
和歌山県串本町

温帯地域で普通種。串本でも多く見られるサンゴの1種。
特徴はファセロイド型の群体であること、暗緑色、褐色あるいは灰褐色であること。
特徴的な形状から、見分けることは容易。莢は直径15㎜程度。
日中はポリプを伸ばさない。
ファセロイド型:サンゴ個体が枝状の先に有り、各個体が互いに離れて配列する群体の型。

クダサンゴ

クダサンゴ
Tubipora musica
花虫類イシサンゴ目クダサンゴ科
2017年7月9日
沖縄県本島

昼間もポリプを伸ばし、8本の羽状の触手を広げることが特徴。ポリプは灰色、褐色、緑褐色など様々。串本では稀に見られる希少種。岩礁域に生息するが、あまり数は多くないようだ。全体としては塊状になる。

2020年3月18日水曜日

クロハコフグ

クロハコフグ
Ostracion meleagris
魚類フグ目ハコフグ科ハコフグ属
2012年5月24日
沖縄県本島

和歌山県以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息(30m以浅)。和歌山県ではたまに見ることができるが、なかなか写真におさめることができず、沖縄で撮影した写真を載せます。
幼魚や成魚のメスは上のように黒い体に白い斑点模様が散りばめられていることが特徴ですが、成魚の雄は側面が鮮やかな青色となり、そこに入る斑点模様は黄色となります。
幼魚は特に可愛い生き物なので、出会えると嬉しくなります。

2012年5月24日 沖縄県本島

2020年3月17日火曜日

カービーエダサンゴ

カービーエダサンゴ
Madracis kirbyi
花虫類イシサンゴ目ムカシサンゴ科
2015年12月30日
和歌山県串本町

国内では珍しいサンゴの1種。小笠原や柏島、和歌山県のみで確認されているサンゴとなります。水深20m前後の岩陰に隠れて存在するため、目立たないと同時にこれを紹介できるインストラクターは限られていると思います。
和歌山県ではダイブゼストの参木さんに紹介してもらいました。さすがです!!
特徴については、ポリプは緑色、共肉は褐色色をしていること。

2015年12月30日 和歌山県串本町

2020年3月16日月曜日

アザハタ

アザハタ
Cephalopholis sonnerati
魚類スズキ目ハタ科ユカタハタ属
2016年10月10日
和歌山県串本町

串本では根の上に縄張りを持ち、その生態を観察できる代表的な魚の1種。大きさは40㎝程度まで成長する。
特徴は赤い体色で、体全体に斑点模様が散りばめられていること。上の写真は若魚で、幼魚は全身が黒色をしています。
伊豆半島以南の太平洋側の岩礁域やサンゴ礁域に生息しています。




2020年3月15日日曜日

アカホシカニダマシ

アカホシカニダマシ
Neopetrolisthes maculatus
甲殻類十脚目(異尾類)カニダマシ科
2012年5月24日
沖縄県本島

紀伊半島以南に分布するカニのようでカニよりもヤドカリに近い生き物(カニは足が10本に対し、カニダマシである本種は8本となる)。串本では稀に出現する。イソギンチャクをホストにしている。特徴は白い体色に赤い斑点模様が散在すること(和名の由来となっている)。見た目から他種とは区別は容易となります。エサはプランクトン。

オオタバサンゴ

オオタバサンゴ
Balastomussa wellsi
花虫類イシサンゴ目オオトゲサンゴ科
2014年1月21日
和歌山県串本町

群体は30㎝前後、莢径1~1.5㎝程度。日中は大きなポリプを伸ばすため、外見はイソギンチャクのように見える。体色は緑~赤色。串本では普通に見ることができる。


ギンボシリンガ

ギンボシリンガ
Ariolica argentea
昆虫類チョウ目コブカ科リンガ亜科
2018年7月29日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、5月~8月に出現するガの1種。大きさは2~3㎝程度。
特徴的な模様から、他種との分類は容易です。蛾の中でも綺麗な部類となります。
特徴は白色の体色、そこに橙色~赤色の独特な模様が入ること。
ミツバツツジの葉を食べるようです。

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...