イバラカンザシ
Spirobranchus giganteus
多毛網ケヤリムシ目カンザシゴカイ科イバラカンザシ属
2012年2月21日
和歌山県串本町
海中を彩る生き物はサンゴやイソギンチャクの他にも小さいお花の様な本種もその代表例だと感じます。特にマクロ撮影をしているときに本種が絡むだけで絵になります。
そんな本種ですが、実際にはゴカイです。英名はクリスマスツリー・ワームとなります。
こんな小さい本種ですが、寿命は10~20年、長いもので40年と大きさの割に長寿命です。
特徴は名前の由来通り、かんざしのように見える鰓冠を持つこと、色は赤、白、青、黄色、緑など変異に富みます。私にはピサの斜塔が2つあるように見えます。
この鰓冠(さいかん)で浮遊生物を捕えたりします。
また、本種が作った穴(棲管)はギンポなんかの巣にもなります。
串本では岩一面本種で埋め尽くされ、絵になるポイントがあります。ただ、海水が不自然に揺れるとすぐさま鰓冠をしまってしまうため、撮影時はゆっくり近づくことをお勧めします。
2012年2月21日 和歌山県串本町
2012年4月7日 和歌山県串本町
2020年5月20日水曜日
ヤマキマダラヒカゲ
ヤマキマダラヒカゲ
Neope niphonica
昆虫類チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
2020年5月17日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、5月~8月に出現するチョウ。大きさは40㎜程度。
近所のフィールドではよく見かけ、気に止まっている印象がある。
特徴は白色、茶色、こげ茶色、黒色からなる独特な複雑な模様を持つこと。似た種にサトキマダラヒカゲ何かが存在するが、ぱっと見での区別ができないレベルの差。本種の方がやや山地で見られる。後翅中央部の眼状斑が大きく明瞭であること、またその中の黒紋が大きいため本種としました。チョウの分類、難しすぎです。
Neope niphonica
昆虫類チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
2020年5月17日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、5月~8月に出現するチョウ。大きさは40㎜程度。
近所のフィールドではよく見かけ、気に止まっている印象がある。
特徴は白色、茶色、こげ茶色、黒色からなる独特な複雑な模様を持つこと。似た種にサトキマダラヒカゲ何かが存在するが、ぱっと見での区別ができないレベルの差。本種の方がやや山地で見られる。後翅中央部の眼状斑が大きく明瞭であること、またその中の黒紋が大きいため本種としました。チョウの分類、難しすぎです。
チャバネアオカメムシ
チャバネアオカメムシ
Plautia stali
昆虫類カメムシ目カメムシ亜目カメムシ科カメムシ亜科
2020年5月18日
岐阜県土岐市
普通種として近所ではたくさん見ることができます。
特徴は黄緑色の体色、名前の通り、翅が茶色であること。灯火にも集まるため、家の中にも侵入することも・・・。触れると身を守るために悪臭を放ちます。
写真の個体は庭の花に付いていた個体を撮影した。
Plautia stali
昆虫類カメムシ目カメムシ亜目カメムシ科カメムシ亜科
2020年5月18日
岐阜県土岐市
普通種として近所ではたくさん見ることができます。
特徴は黄緑色の体色、名前の通り、翅が茶色であること。灯火にも集まるため、家の中にも侵入することも・・・。触れると身を守るために悪臭を放ちます。
写真の個体は庭の花に付いていた個体を撮影した。
エグトラカミキリ
エグトラカミキリ
Chlorophorus japonicus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科カミキリ亜科
2020年5月19日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、5月~8月に出現する10~15㎜程度のカミキリムシ。
この独特な模様が素敵です。家の庭に出現してくれました。
特徴は白い羽毛がある黒い体色、前翅には独特な黒い模様が入ること。コナラやクヌギなどの倒木などでよく見られるが、写真の通り花に出現することもある。
似た種にクロトラカミキリが存在するが、前翅の後方先端が尖ってなければエグトラカミキリ、尖っていたらクロトラカミキリとなる。
2020年5月19日 岐阜県土岐市
Chlorophorus japonicus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科カミキリ亜科
2020年5月19日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、5月~8月に出現する10~15㎜程度のカミキリムシ。
この独特な模様が素敵です。家の庭に出現してくれました。
特徴は白い羽毛がある黒い体色、前翅には独特な黒い模様が入ること。コナラやクヌギなどの倒木などでよく見られるが、写真の通り花に出現することもある。
似た種にクロトラカミキリが存在するが、前翅の後方先端が尖ってなければエグトラカミキリ、尖っていたらクロトラカミキリとなる。
2020年5月19日 岐阜県土岐市
イトカメムシ
イトカメムシ
Yemma exilis
昆虫類カメムシ目カメムシ亜目イトカメムシ科イトカメムシ亜科
2020年5月19日
岐阜県土岐市
本州~九州に分布し、5月~8月に出現する。大きさは7㎜程度。
家の庭に出現しました。名前の通り細長い生き物ですが、カメムシの仲間です。
特徴は淡緑褐色の体色、体や脚は細長いこと。
キリ、ゴマ、クサイチゴ、ダイズ、クズなどの汁を餌としています。
似た種にヒメイトカメムシがいますが、そちらは4㎜程度と小さいことで区別することができます。本種は数は少なくないため、注意していれば必ず見つけることができます。
2020年5月20日 岐阜県土岐市
Yemma exilis
昆虫類カメムシ目カメムシ亜目イトカメムシ科イトカメムシ亜科
2020年5月19日
岐阜県土岐市
本州~九州に分布し、5月~8月に出現する。大きさは7㎜程度。
家の庭に出現しました。名前の通り細長い生き物ですが、カメムシの仲間です。
特徴は淡緑褐色の体色、体や脚は細長いこと。
キリ、ゴマ、クサイチゴ、ダイズ、クズなどの汁を餌としています。
似た種にヒメイトカメムシがいますが、そちらは4㎜程度と小さいことで区別することができます。本種は数は少なくないため、注意していれば必ず見つけることができます。
2020年5月20日 岐阜県土岐市
2020年5月19日火曜日
ヒメカマキリモドキ
ヒメカマキリモドキ
Mantispa japonica
昆虫類アミメカゲロウ目カマキリモドキ科
2020年5月18日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、4月~9月頃出現する20mm程度のカマキリモドキ。
見つけるときはいつも葉の上です。
家の近所で年に1~2回程度遭遇します。カマキリモドキの中では比較的見ることができますが、カマキリモドキ自体あまり見られず、昼間にそこそこ見つけられる近所のフィールドでは普通種なのかな?
本種はエドコマチグモの雌に寄生し、そのままクモが産卵した卵に寄生、卵のうを食べて成虫となる寄生型の生物です。
見た目は鮮やかな黄色のカマキリに翅が生えたような生物です。図鑑で見つけたときから出会いたいと思っていた生き物で、2018年に初めて出会えた時は嬉しかったです。
特徴は写真の通りです。似た種にキカマキリモドキが存在しますが、キカマキリモドキは地上を徘徊し、30~50mmと本種よりも大きいことから区別することができます。
カマキリモドキについては、日本では8種が存在しますが、全て見てみたい生き物です。
2020年5月18日 岐阜県土岐市
Mantispa japonica
昆虫類アミメカゲロウ目カマキリモドキ科
2020年5月18日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、4月~9月頃出現する20mm程度のカマキリモドキ。
見つけるときはいつも葉の上です。
家の近所で年に1~2回程度遭遇します。カマキリモドキの中では比較的見ることができますが、カマキリモドキ自体あまり見られず、昼間にそこそこ見つけられる近所のフィールドでは普通種なのかな?
本種はエドコマチグモの雌に寄生し、そのままクモが産卵した卵に寄生、卵のうを食べて成虫となる寄生型の生物です。
見た目は鮮やかな黄色のカマキリに翅が生えたような生物です。図鑑で見つけたときから出会いたいと思っていた生き物で、2018年に初めて出会えた時は嬉しかったです。
特徴は写真の通りです。似た種にキカマキリモドキが存在しますが、キカマキリモドキは地上を徘徊し、30~50mmと本種よりも大きいことから区別することができます。
カマキリモドキについては、日本では8種が存在しますが、全て見てみたい生き物です。
2020年5月18日 岐阜県土岐市
クロモンベニマルハキバガ
Schiffermuelleria imogena
昆虫類チョウ目マルハキバガ科マルハキバガ亜科
2020年5月18日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、5月~8月に出現するマルハキバガの1種。大きさは18㎜程度。
独特な色合いが綺麗な蛾です。近所に中古のマクロレンズを試し撮りする際に遭遇しました。この辺では葉っぱの上に止まっているのをよく見かけます。
特徴は橙色の体色、独特な銀色の模様が入り、翅に灰色と黒色(黒色斑には銀色の模様が入る)の斑模様があること。外見から他種とは容易に区別できる。
2020年5月18日 岐阜県土岐市
2020年5月18日月曜日
クロチョウガイ
クロチョウガイ
Pinctada margaritifera
二枚貝網(貝)ウグイスガイ目ウグイスガイ科アコヤガイ属
2013年1月30日
和歌山県串本町
和歌山県以南の水深30m以浅に生息。岩礁域なんかで見ることができます。
日本では真珠の母貝として養殖されています。名前の由来は、貝殻を広げたときに蝶の形に似ていること、外見が黒いためクロチョウガイと呼ばれます。
貝の先端部分には突起が付き、大きさは14㎝程度。
Pinctada margaritifera
二枚貝網(貝)ウグイスガイ目ウグイスガイ科アコヤガイ属
2013年1月30日
和歌山県串本町
和歌山県以南の水深30m以浅に生息。岩礁域なんかで見ることができます。
日本では真珠の母貝として養殖されています。名前の由来は、貝殻を広げたときに蝶の形に似ていること、外見が黒いためクロチョウガイと呼ばれます。
貝の先端部分には突起が付き、大きさは14㎝程度。
クロタイラギ
クロタイラギ
Atrina vexillum
二枚貝網(貝)ウグイスガイ目ハボウキガイ科クロタイラギ属
2011年11月13日
和歌山県串本町
和歌山県以南に生息する2枚貝の仲間。砂地に生息し、貝殻のほとんどは砂に埋まっています。貝の形は細長い三角形をしていて、比較的大きい殻をしています。
貝殻から出るひらひらの部分が黒とクリーム色のストライプ模様をしていることが特徴。このヒラヒラは刺激を与えると引っ込み、完全に殻を閉じます。
Atrina vexillum
二枚貝網(貝)ウグイスガイ目ハボウキガイ科クロタイラギ属
2011年11月13日
和歌山県串本町
和歌山県以南に生息する2枚貝の仲間。砂地に生息し、貝殻のほとんどは砂に埋まっています。貝の形は細長い三角形をしていて、比較的大きい殻をしています。
貝殻から出るひらひらの部分が黒とクリーム色のストライプ模様をしていることが特徴。このヒラヒラは刺激を与えると引っ込み、完全に殻を閉じます。
ブッポウソウ
ブッポウソウ
Eurystomus orientalis
鳥類ブッポウソウ目ブッポウソウ科
2019年7月12日
長野県天龍村
森の宝石と呼ばれる美しい鳥。日本には夏鳥として5月以降に本州~九州に渡来し繁殖活動を行う。1000羽ほどしかやってこないため、なかなか出会うことができません。日本では水辺の近い森林で巣を作ります。
天龍村では保護活動の一環とし、巣箱の設置をしているため5月頃から安定して観察することができます。特徴は全長30㎝程度、体色は黒色~緑色(青色)で、光の当たり具合で黒色~緑色(青色)に羽毛は変色します。また、羽には白い模様が入ります。
名前の由来はコノハズクと関係があり、コノハズクと本種で鳴き声を間違えていた過去の歴史があります。昭和10年まで本種がコノハズクの鳴き声「ブッポウソウ」と鳴いている張本人だと認識されており、ブッポウソウと名付けられたようです。本当はコノハズクが「ブッポウソウ」と鳴いてるのですが・・・。名前の歴史も面白いですね。
まだまだ納得のいく写真が撮れていないため、これから何度も挑戦していきたい生き物の一つです。
2019年7月12日 長野県天龍村
Eurystomus orientalis
鳥類ブッポウソウ目ブッポウソウ科
2019年7月12日
長野県天龍村
森の宝石と呼ばれる美しい鳥。日本には夏鳥として5月以降に本州~九州に渡来し繁殖活動を行う。1000羽ほどしかやってこないため、なかなか出会うことができません。日本では水辺の近い森林で巣を作ります。
天龍村では保護活動の一環とし、巣箱の設置をしているため5月頃から安定して観察することができます。特徴は全長30㎝程度、体色は黒色~緑色(青色)で、光の当たり具合で黒色~緑色(青色)に羽毛は変色します。また、羽には白い模様が入ります。
名前の由来はコノハズクと関係があり、コノハズクと本種で鳴き声を間違えていた過去の歴史があります。昭和10年まで本種がコノハズクの鳴き声「ブッポウソウ」と鳴いている張本人だと認識されており、ブッポウソウと名付けられたようです。本当はコノハズクが「ブッポウソウ」と鳴いてるのですが・・・。名前の歴史も面白いですね。
まだまだ納得のいく写真が撮れていないため、これから何度も挑戦していきたい生き物の一つです。
2019年7月12日 長野県天龍村
イボイソバナガニ
イボイソバナガニ
Xenocarcinus tuberculatus
甲殻類十脚目(カニ)クモガニ科イソバナガニ属
2013年12月31日
和歌山県串本町
静岡県以南に生息。大きさは2㎝程度。
名前とは違い、ムチカラマツやネジレカラマツといった長細い生えものをホストにしているカニの仲間。この独特なフォルムより、非常に人気の高い被写体となっています。
特徴は黄色の体色、体に突起を持つこと。上の写真は雄で、額角が細長い。
2013年12月31日 和歌山県串本町
2014年1月20日 和歌山県串本町 雌
2020年5月17日日曜日
イソバナガニ
イソバナガニ
Xenocarcinus depressus
甲殻類十脚目(カニ類)クモガニ科
2012年9月16日
和歌山県串本町
名前の通り、海にあるイソバナという生えものをホストにするカニの仲間。
色が美しく、ホストも美しいため絵になる被写体です。
持っている図鑑では八丈島以南に生息となっておりますが、串本では普通に見ることができます。大きさは2㎝程度。
特徴は赤色の体色、体に白い中央線が入り、脚は白色と赤色の縞模様となること。
Xenocarcinus depressus
甲殻類十脚目(カニ類)クモガニ科
2012年9月16日
和歌山県串本町
名前の通り、海にあるイソバナという生えものをホストにするカニの仲間。
色が美しく、ホストも美しいため絵になる被写体です。
持っている図鑑では八丈島以南に生息となっておりますが、串本では普通に見ることができます。大きさは2㎝程度。
特徴は赤色の体色、体に白い中央線が入り、脚は白色と赤色の縞模様となること。
ニジュウヤホシテントウ
ニジュウヤホシテントウ
Henosepilachna vigintioctopunctata
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目テントウムシ科マダラテントウムシ亜科
2019年6月29日
和歌山県串本町
本州~沖縄に分布、4月~10月に出現する6~7㎜程度のテントウムシの1種。
特徴は橙色の体色、体に多数の黒斑点模様が入ること。似た種にはオオニジュウヤホシテントウやルイヨウマダラテントウなどが存在。本種は小楯板が橙色であること、上翅の2列目の黒斑点帯が平行に並んでいることで区別できる。
串本でお世話になっている宿「串本倶楽部」さんの畑で見つけました。
Henosepilachna vigintioctopunctata
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目テントウムシ科マダラテントウムシ亜科
2019年6月29日
和歌山県串本町
本州~沖縄に分布、4月~10月に出現する6~7㎜程度のテントウムシの1種。
特徴は橙色の体色、体に多数の黒斑点模様が入ること。似た種にはオオニジュウヤホシテントウやルイヨウマダラテントウなどが存在。本種は小楯板が橙色であること、上翅の2列目の黒斑点帯が平行に並んでいることで区別できる。
串本でお世話になっている宿「串本倶楽部」さんの畑で見つけました。
オオアカマルノミハムシ
オオアカマルノミハムシ
Argopus clypeatus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ノミハムシ亜科
2019年7月1日
岐阜県土岐市
本州以南、4~8月に出現する5㎜程度のハムシの1種。
特徴は橙色~赤色の体色、触角は黒色で根本だけが橙色、脚は黒色であること。ハムシの中では丸っこい体形。
餌はボタンズル、センニンソウの葉。
似た種にアカイロマルノミハムシ、キイロタマノミハムシなんかがいますが、脚と触角が黒色ではないため区別することができる。
Argopus clypeatus
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ノミハムシ亜科
2019年7月1日
岐阜県土岐市
本州以南、4~8月に出現する5㎜程度のハムシの1種。
特徴は橙色~赤色の体色、触角は黒色で根本だけが橙色、脚は黒色であること。ハムシの中では丸っこい体形。
餌はボタンズル、センニンソウの葉。
似た種にアカイロマルノミハムシ、キイロタマノミハムシなんかがいますが、脚と触角が黒色ではないため区別することができる。
イチモンジハムシ
Morphosphaera japonica
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
2019年6月29日
和歌山県串本町
和歌山県の串本で出会ったハムシ。本州~九州に分布し、4月~7月に出現、大きさは8㎜程度あった。観察場所が変われば、生物層も変わるのが面白いです。
特徴は黒い体色、前胸背板は黄色~黄褐色で、4つの黒い斑模様が一列(一文字)に並ぶこと。成虫で越冬します。
幼虫は集団で葉を餌とし、成長すると一度土に潜り蛹化する。
シロスギノハウミウシ
シロスギノハウミウシ
Dendronotus gracilis
腹足網(ウミウシ)裸鰓目スギノハウミウシ科
2015年1月15日
和歌山県串本町
ダイブクーザの上田さんに教えてもらいました。
分布は日本のみとなるようです。大きさは50~7㎜程度。体をくねらせて泳ぐウミウシで、見つけたときは写真のようにくねくねしながら泳いでいました。なかなか珍しいウミウシのようです。特徴は透明の体、全身に黄色の斑点模様が入り背側などに白い枝状突起が入ること。
Dendronotus gracilis
腹足網(ウミウシ)裸鰓目スギノハウミウシ科
2015年1月15日
和歌山県串本町
ダイブクーザの上田さんに教えてもらいました。
分布は日本のみとなるようです。大きさは50~7㎜程度。体をくねらせて泳ぐウミウシで、見つけたときは写真のようにくねくねしながら泳いでいました。なかなか珍しいウミウシのようです。特徴は透明の体、全身に黄色の斑点模様が入り背側などに白い枝状突起が入ること。
ゼブラハゼ
ゼブラハゼ
Ptereleotris zebra
魚類スズキ目クロユリハゼ科クロユリハゼ属
2018年10月14日
静岡県沼津市
神奈川県以南の浅い水深、サンゴ礁域や岩礁域に生息する。大きさは8㎝程度。串本でも稀に発生する。波の影響を受けやすい水深で群れていて、危険を感じると巣穴に逃げ込みます。そのため撮影が大変で、次回はもう少しましな写真にしたい。
特徴は薄い黄緑色の体色、体の側面に紫いろの横帯模様が入る。これがシマウマの縞に例えられ、ゼブラハゼと命名された。
2018年10月14日 静岡県沼津市
Ptereleotris zebra
魚類スズキ目クロユリハゼ科クロユリハゼ属
2018年10月14日
静岡県沼津市
神奈川県以南の浅い水深、サンゴ礁域や岩礁域に生息する。大きさは8㎝程度。串本でも稀に発生する。波の影響を受けやすい水深で群れていて、危険を感じると巣穴に逃げ込みます。そのため撮影が大変で、次回はもう少しましな写真にしたい。
特徴は薄い黄緑色の体色、体の側面に紫いろの横帯模様が入る。これがシマウマの縞に例えられ、ゼブラハゼと命名された。
2018年10月14日 静岡県沼津市
カイメンガニ
カイメンガニ
Chlorinoides longispinus
甲殻類十脚目(カニ類)クモガニ科カイメンガニ属
2013年4月3日
和歌山県串本町
静岡県以南の水深50m以浅の岩礁域に生息。大きさは5㎝程度まで成長する。
カイメンガニは撮影するのが難しい生き物です。実際に撮影しても、海綿にしか見えない・・・。写真中心に目を持っていっているため、まずは目を探してみてください。カニということを認識できれば、可愛い生き物なんだけどな・・・。
イソギンチャクやカイメン、海藻など様々なものを甲羅や脚に付着させて周囲と同化していることが特徴です。
Chlorinoides longispinus
甲殻類十脚目(カニ類)クモガニ科カイメンガニ属
2013年4月3日
和歌山県串本町
静岡県以南の水深50m以浅の岩礁域に生息。大きさは5㎝程度まで成長する。
カイメンガニは撮影するのが難しい生き物です。実際に撮影しても、海綿にしか見えない・・・。写真中心に目を持っていっているため、まずは目を探してみてください。カニということを認識できれば、可愛い生き物なんだけどな・・・。
イソギンチャクやカイメン、海藻など様々なものを甲羅や脚に付着させて周囲と同化していることが特徴です。
マツバガイ
マツバガイ
Cellana nigrolineata
腹足網(貝)カサガイ目ヨメガカサ科
2013年7月20日
和歌山県串本町
千葉県以南の浅い水深に生息。大きさは5㎝程度(最大で8㎝)まで成長する。一応巻貝の分類に入るみたいだが、貝殻は平たい皿型をしている。主に夜行性で1m以上も移動することができる活発な貝として知られるが、基本的には定位置に戻るため観察は容易。
特徴は貝殻が楕円形、中心から貝殻外縁にかけて放射状の色帯が入ること。
食用としている地域もあるようです。
Cellana nigrolineata
腹足網(貝)カサガイ目ヨメガカサ科
2013年7月20日
和歌山県串本町
千葉県以南の浅い水深に生息。大きさは5㎝程度(最大で8㎝)まで成長する。一応巻貝の分類に入るみたいだが、貝殻は平たい皿型をしている。主に夜行性で1m以上も移動することができる活発な貝として知られるが、基本的には定位置に戻るため観察は容易。
特徴は貝殻が楕円形、中心から貝殻外縁にかけて放射状の色帯が入ること。
食用としている地域もあるようです。
イボベッコウタマガイ
イボベッコウタマガイ
Coriocella nigra
腹足網(貝)盤足目ベッコウタマガイ科
2013年2月11日
和歌山県串本町
貝に見えない貝。おはぎに見えることからオハギウミウシと呼ばれていることもあるようです。岩にくっついており、ひび割れたような外套膜が殻全体を覆っているのが特徴で、貝殻は見ることはできない。色は黒色や茶色、白色など変化に富む。
静岡県や沖縄県でも見られることから、分布は広いと思われる。
Coriocella nigra
腹足網(貝)盤足目ベッコウタマガイ科
2013年2月11日
和歌山県串本町
貝に見えない貝。おはぎに見えることからオハギウミウシと呼ばれていることもあるようです。岩にくっついており、ひび割れたような外套膜が殻全体を覆っているのが特徴で、貝殻は見ることはできない。色は黒色や茶色、白色など変化に富む。
静岡県や沖縄県でも見られることから、分布は広いと思われる。
イトマキボラ
イトマキボラ
Pleuroploca trapezium
腹足網(貝)バイ(新腹足)目イトマキボラ科
2013年8月17日
和歌山県串本町
和歌山県以南の水深20m以浅の岩礁域に生息。大きさはは15㎝程度。似た種にヒメイトマキボラが生息するが、そちらの方は小型で細身。
特徴は貝殻の先端が長く伸び、巻いている個所に突起が有ること、中身が赤褐色であること。貝にも詳しくなると、きっと更に海が面白くなると思います。
Pleuroploca trapezium
腹足網(貝)バイ(新腹足)目イトマキボラ科
2013年8月17日
和歌山県串本町
和歌山県以南の水深20m以浅の岩礁域に生息。大きさはは15㎝程度。似た種にヒメイトマキボラが生息するが、そちらの方は小型で細身。
特徴は貝殻の先端が長く伸び、巻いている個所に突起が有ること、中身が赤褐色であること。貝にも詳しくなると、きっと更に海が面白くなると思います。
アメガイ
アメガイ
Casmaria ponderosa
腹足網(貝)盤足目トウカムリ科
2013年6月23日
和歌山県串本町
本州中部以南の浅い水深に生息。
ナイトダイビングでは昼間あまり見れない生物を見ることができるのが面白いです。
特に貝の仲間は中身が出ていることが多く、つぶらな瞳を見るとついつい撮影してしまいます。特徴は白色の巻貝、貝の外縁にこげ茶色と白色のストライプ模様が入り、この須ちらぷ模様が貝殻全体に入っていないこと。
貝の分類も難しいです。
Casmaria ponderosa
腹足網(貝)盤足目トウカムリ科
2013年6月23日
和歌山県串本町
本州中部以南の浅い水深に生息。
ナイトダイビングでは昼間あまり見れない生物を見ることができるのが面白いです。
特に貝の仲間は中身が出ていることが多く、つぶらな瞳を見るとついつい撮影してしまいます。特徴は白色の巻貝、貝の外縁にこげ茶色と白色のストライプ模様が入り、この須ちらぷ模様が貝殻全体に入っていないこと。
貝の分類も難しいです。
ウミギクガイモドキ
ウミギクガイモドキ
Pedum spondyloideum
二枚貝網(貝)カキ目イタヤガイ科
2013年2月23日
和歌山県串本町
2枚貝の仲間で、サンゴに穴を開けて、そこにすっぽりはまって生活をしています。この手の生物を見ると、昔入れ歯のおもちゃがあったことをついつい思い出してしまします。
特徴は青色の鮮やかな外套膜をしており、そこに橙色の点状模様が入ること。
串本では普通に見つけることができます。サンゴの中で生活することで、自らの殻以上に防御力を上げているようです。
Pedum spondyloideum
二枚貝網(貝)カキ目イタヤガイ科
2013年2月23日
和歌山県串本町
2枚貝の仲間で、サンゴに穴を開けて、そこにすっぽりはまって生活をしています。この手の生物を見ると、昔入れ歯のおもちゃがあったことをついつい思い出してしまします。
特徴は青色の鮮やかな外套膜をしており、そこに橙色の点状模様が入ること。
串本では普通に見つけることができます。サンゴの中で生活することで、自らの殻以上に防御力を上げているようです。
シマアラシウツボ
Echidna polyzona
魚類ウナギ目ウツボ科アラシウツボ属
2012年9月12日
沖縄県本島
高知県以南に生息し、サンゴ礁域の浅場にに出現する。大きさは70㎝程度となる。
写真の個体はまだまだ若魚で、成長に従ってこの横帯模様が不明瞭になっていきます。
ナイトダイビングで出会えたんだけど、未知の個体だらけで楽しかったことを覚えています。特徴は黒色の体色に白~黄色の横帯模様が入ること。
2012年9月12日 沖縄本島
ミカドドックリバチ
Eumenes micado
昆虫類ハチ目ドロバチ科
2018年5月4日
岐阜県土岐市
北海道~九州に分布し、6月~9月頃に出現する。大きさは10~15㎜程度。
徳利のような巣を作ることで知られているようです。
特徴は黒い体色、ところどころに黄色の模様が入り、お腹の部分が細いフォルムをしている。スズメバチに擬態しているようです。
2020年5月13日水曜日
セモンジンガサハムシ
Cassida versicolor
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科カメノコハムシ亜科
2018年4月29日
岐阜県土岐市
北海道~沖縄に分布し4月~10月に出現する。大きさは5~6㎜程度。
特徴は透明な体、体の中央部は黒模様が入り、更にその中央部に金色のX字模様が入る。
似た種にイチモンジンカメノコハムシやジンガサハムシなどが存在するが、本種はX字模様が入ることで区別することが可能。近所ではそこそこ見つけることができます。
登録:
投稿 (Atom)
シモフリタナバタウオ
シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...
-
アメリカピンクノメイガ Pyrausta inornatalis 昆虫類チョウ目ツトガ科ノメイガ亜科 2021年5月8日 岐阜県土岐市 ネットで見る限り本州に分布し、5月~9月頃出現するが、詳細は不明。 もともとはアメリカで記録された蛾で、その後日本でも外来種として出現したツトガ...