2020年8月30日日曜日

ノコギリヨウジ

ノコギリヨウジ
Doryrhamphus japonicus
魚類トゲウオ目ヨウジウオ科
魚類2012年8月15日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県まで分布し、7㎝程度のヨウジウオの1種。本州では容易に見ることができるイメージが有ります。浅いサンゴ礁域の岩礁域で見られ、岩の隙間を覗くと見つけることができます。ガンガゼとのコラボもおすすめです。
特徴は橙色の体色、体側に青いライン模様が入り、吻の上部は白い。似た種にヒバシヨウジが存在するが、ヒバシヨウジは青色のライン模様が太いことで区別することができる。

ヒラタグンバイウンカ

ヒラタグンバイウンカ
Ossoides lineatus
昆虫類カメムシ目グンバイウンカ科
2020年8月29日
岐阜県多治見市

本州~九州に分布し、7月~10月に出現するウンカの1種。ミドリグンバイウンカに似ているが、本種の頭上の突起で区別することは容易。大きさは10㎜いかない程度。
特徴は緑色の体色、長い頭部を持ち、そこに橙色の2本のライン模様が入る。
ずっと出会ってみたいと考えていて、ススキを探し回りようやく出会うことができました。今度はミドリグンバイウンカを狙います。

2020年8月29日 岐阜県多治見市

ツノカサゴ

 

ツノカサゴ
2014年1月21日
Pteroidichthys amboinensis
魚類カサゴ目フサカサゴ科フサカサゴ亜科
和歌山県串本町

日本ではあまり見ることができないカサゴの1種。伊豆の大瀬崎、串本、高知や八重山諸島などで確認され、砂泥底で見ることができる。体長は10㎝程度。
特徴はこげ黄色~こげ茶色の体色でカラーバリエーションがあること、目の上に長い皮弁があること。体は平たい。ナイトダイビングで見られ、出会えると嬉しい生き物です。
以前は幻の魚と呼ばれていたようです。

2014年1月24日 和歌山県串本町



オニオコゼ

オニオコゼ
Inimicus japonicus
 魚類カサゴ目オニオコゼ科オニオコゼ属
2012年12月31日
和歌山県串本町

青森県~九州に分布し、稀に小笠原でも見られる。砂泥底で見られ、大きさは30㎝程度まで成長する。他のカサゴ目同様に背鰭に毒がある。
特徴は黒色、茶色、赤色、黄色などカラーバリエーションが有り、背鰭の棘間の膜(鰭膜)が棘の半分くらいと短いこと、体は凹凸が有り鱗は無い。
背鰭と目だけ出して砂に潜るため、踏んづけてしまい刺される事故が多い。
本種は鰭を足のように使い、砂を這って動く姿をよく目にします。

2020年8月24日月曜日

アカシマシラヒゲエビ

アカシマシラヒゲエビ
Lysmata amboinensis 
甲殻類十脚目モエビ科ヒゲナガモエビ属
2013年8月7日
和歌山県串本町

千葉県(房総半島)以南に見ることができるが、本州では基本的に季節来遊種で冬になると姿を消すそうです。
サンゴ礁域や岩礁域に生息し、大きさは5㎝程度、岩穴の隙間なんかで見ることができます。他の魚をクリーニングするお掃除屋さんでもあります。
特徴は橙色の体色、体の中心部に赤帯模様が入り、その中に白いライン模様が入ります。また、触角とハサミは白色をしていることも特徴的です。

ツキヒガイ

ツキヒガイ
Amusium japonicum
二枚貝網(貝)カキ目イタヤガイ亜目イタヤガイ科ツキヒガイ亜科ツキヒガイ属
2013年12月18日
和歌山県串本町

 千葉県(房総半島)~山口県まで分布し、水深10~100mの砂底に生息する。どうやらホタテより美味しいようです。特徴は赤茶色の貝殻、大きさは12㎝程度でふくらみは小さい円盤状の2枚貝であること。和名の「月日貝」は表裏の貝殻の色が、表が赤茶色(月)、裏が白色(太陽)のように対照的なため名付けられている。ダイビングでは貝殻をパクパクさせ、泳いで移動しているのを見ることができます。見ていて面白い生き物です。

2013年12月18日 和歌山県串本町

モンキアワフキ


モンキアワフキ
Aphrophora major
昆虫類カメムシ目アワフキムシ科
2020年8月22日
長野県諏訪市

北海道~九州に分布し、5月~9月に出現するアワフキムシの1種。大きさは15㎜程度。
特徴は茶色~こげ茶色の体色、翅の中央付近に小さな黄白色の小斑点が入ること。
ヨモギなどに付く。

2020年8月23日日曜日

マルアワフキ

マルアワフキ
Lepyronia coleoptrata
昆虫類カメムシ目アワフキムシ科
2020年8月22日
長野県諏訪市

北海道~九州に分布し、6月~10月に出現する9㎜程度のアワフキムシ。見たの形状から他のアワフキムシと区別することは容易。
特徴は淡褐色~灰色の体色、翅に斜めの黒褐色模様を持つ。最大の特徴は体つきが丸み有ること。平地~山地に生息し、ヨモギ類やイネ科植物で見ることができる。ここでは普通種のようで、たくさんの本種を見つけることができた。
2020年8月22日 長野県諏訪市
 

ハオコゼ

ハオコゼ
Hypodytes rubripinnis
魚類カサゴ目ハオコゼ科ハオコゼ属
2012年2月26日
和歌山県串本町

青森~九州に分布する普通種。比較的浅い水深の砂場や岩礁域に生息する小型のカサゴで、大きさは10㎝程度。背鰭に毒がある。
特徴は橙色、白色、黒色、こげ茶色の体色(カラーバリエーションがある)、背鰭の棘が長いこと。水揚げの際、この棘が立ち、歯を立てているように見えることからハオコゼという名前が付いたようです。
2013年2月22日 和歌山県串本町

マメハンミョウ

マメハンミョウ
Epicauta gorhami
昆虫類甲虫目ツチハンミョウ科ツチハンミョウ亜科
2020年8月14日
長野県根羽村

本州~九州に分布し、5月~10月に出現するツチハンミョウ科の1種。ツチハンミョウと同じく、カンタリジンという特物質を持っています。この草原ではこの時たくさんの本種を見つけることができました。飛翔はしますが、あまり遠くには飛ばなかったです。
独特で面白い顔が印象深いです。
特徴は黒い体色、そこに黄色のライン模様が入り、顔は赤~橙色、独特な触角を持つこと。

2020年8月14日 長野県根羽村

アカスジカメムシ

アカスジカメムシ
Graphosoma rubrolineatum
昆虫類カメムシ目カメムシ科クロカメムシ亜科
2020年8月22日
長野県諏訪市

北海道~九州に分布し、6月~8月に出現する美しいカメムシ。セリ科の植物を餌とします。特徴は何といっても黒色と赤色のストライプ模様。図鑑で見つけ、以降会いたかったカメムシの1種でした。
この時初めて霧ヶ峰で昆虫を探したのですが、まさかの本種に出会い興奮しました。雷の影響であまり撮影に時間をかけることができませんでしたが、出会えただけでも嬉しかったです。長野県は生物の宝庫ということを実感できた1日でした。

2020年8月22日 長野県諏訪市

2020年8月19日水曜日

テングアワフキ

 テングアワフキ
Philagra albinotata
昆虫類カメムシ目アワフキムシ科
2020年8月15日
長野県根羽村

本州~九州に分布し、6月~7月に出現する10㎜程度のアワフキムシ。
ずっと出会いたい生き物だったので、出会えた時は嬉しかったです。
特徴は黒色~褐色の体色、そして何といっても頭部に尖った突起があること。目の下と翅に黄色の模様が入ること。

2020年8月15日 長野県根羽村

コブウンカ

コブウンカ
Tropidocephala brunneipennis
昆虫類カメムシ目ウンカ科
2020年8月17日
岐阜県土岐市

本州~九州に分布し、6月~11月に出現する4㎜程度のウンカの1種。
非常に小さいですが、鮮やかな緑色をしているため目を引きます。
特徴は黄緑色の体色、体には黄色のライン模様が入り、翅はこげ茶色で中心部分に緑色の帯模様が入ること。

2020年8月17日 岐阜県土岐市


 

2020年8月18日火曜日

ウスマエグロハネナガウンカ

ウスマエグロハネナガウンカ
Zoraida albicans
昆虫類カメムシ目ハネナガウンカ科ハネナガウンカ亜科
2020年8月16日
岐阜県多治見市

本州~九州に分布し、6月~9月に出現するハネビロウンカの1種。林縁の樹木や下草の葉裏で見ることができるそうだが、私はあまり見たことが無く、この時が初遭遇であった。
体よりも大きな翅を持ち、何かに止まっている時はその翅を広げながら止まる。
他のハネナガウンカと同様、正面から顔を見るとひょうきんな顔を見ることができる。
似た種にシリアカハネナガウンカがいるが、そちらは翅の黒色の模様の入り方、お尻が赤色かどうかで区別することができる。
特徴は茶色の体色、大きな翅は透明で前縁が黒く縁取られること。大きさは翅を入れると20㎜程度。

2020年8月16日 岐阜県多治見市

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...