2021年1月31日日曜日

カラマツガイ

カラマツガイ
Siphonaria japonica
腹足網(貝)基眼目カラマツガイ科コウダカカラマツ属
2021年1月31日
愛知県蒲郡市

北海道~沖縄県に分布し、潮間帯に生息する貝の1種。成長後、基本的には同じ場所に居続けるようで、潮の満ち引きで移動する距離は15㎝前後のようです。面白いです。
特徴は貝殻は白色~こげ茶色の体色、貝殻は歪んだ楕円形で、表面には放射状のうねりがあること、縁は少し白っぽくなることです。海水に浸かっていなくても、ある程度は生きられる生き物です。
2021年1月31日 愛知県蒲郡市
 

ホシダカラ

ホシダカラ
Cypraea tigris
腹足網盤足目タカラダイ科ホシダカラ属
2014年1月21日
和歌山県串本町

神奈川県~沖縄県に分布し、潮間帯~水深40mまでの岩礁域やサンゴ礁域に生息する。非常に綺麗な貝の1種で、収集の対象として人気がある。大きさは10㎝以上となる。
稀にウミウシカクレエビなんかが本種をホストとして生活するため、その時はフォトダイバーにも人気が出る。私も魅了された1人である。
特徴は貝殻は白く、たくさんのこげ茶色の斑模様が入ること、軟体部は白く、下部には薄茶色の長い突起があること。
和名の由来は、こげ茶色の斑模様が星のように入る宝貝からくる。
 
2014年1月21日 和歌山県串本町

ヒザラガイ

ヒザラガイ
Acanthopleura japonica
腹足網(貝)ヒザラガイ目ウスヒザラガイ亜目クサズリガイ科ヒザラガイ属
2021年1月31日
愛知県蒲郡市

北海道~九州に分布し、潮間帯の岩礁に生息する。普通に見ることができ、干潮では海面から出ている個体も確認できる。どうやら、身は固いが味は美味らしい。体長8㎝程度まで成長する。
特徴は薄茶色の体色、8枚の曲がった板状の貝殻を持ち、軟体部は黒と白の不明瞭なストライプ模様をしていること。軟体部はザラザラしている。各地でいろいろな名称で呼ばれている。

2021年1月31日 愛知県蒲郡市

 

コウダカアオガイ

コウダカアオガイ
Nipponacmea concinna
腹足網(貝)カサガイ目ツタノハ亜目ユキノカサガイ科アオガイ属
2021年1月31日
愛知県蒲郡市

北海道~九州に分布し、潮間帯の岩礁域に生息する3㎝程度の貝の1種。春夏秋冬関係なく、普通に見ることができます。
特徴は正円に近い楕円形、殻には放射線状に突起上のスジ模様が並ぶこと。体色は茶色~黒色で、殻に斑紋の出るタイプと出ないタイプが存在する。

2021年1月31日 愛知県蒲郡市

2021年1月30日土曜日

ヒメスズメダイ

ヒメスズメダイ
Chromis vanderbilti
魚類スズキ目スズメダイ科スズメダイ属
2013年11月6日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、水深10m迄の岩礁域に生息する。串本では幼魚のみ見ることができる季節来遊漁。とても可愛い生き物です。
特徴は上部は深緑、下部は黄色の体色、体側に5本以上の水色の点線模様が入ること。また、各鰭に濃青色や黒色の模様が入る。
似た種にコビトスズメダイが存在するがそちらは点線模様が入らないことで区別することができる。また、コビトスズメダイは串本での出現は稀。
2015年9月4日 和歌山県串本町
2012年7月29日 和歌山県串本町

フサヒゲオビキリガ

フサヒゲオビキリガ
Agrochola evelina
昆虫類チョウ目ヤガ科キリガ亜科
2021年1月30日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、11月~3月に出現するキリガの1種。冬に見られる少数派の生き物です。大きさは3㎝程度。灯火には集まらない。
特徴は茶褐色の体色、環状紋と腎状紋は淡褐色で縁取られ、前翅外縁部沿いに黒い小斑点模様が並ぶこと。基本的には落ち葉に隠れていると思われる。見つけた際、死んだふりをして地面に落下したのが印象に残っている。

2021年1月30日 岐阜県土岐市

オナガガモ

オナガガモ
Anas acuta
鳥類カモ目カモ科マガモ属
2021年1月11日
岐阜県瑞浪市

本州~九州に冬鳥として10月~4月に出現するカモの1種。湖沼、河川、内湾などで見ることができます。上の写真は雄で、雌は茶色で少し地味です。
雄の特徴は、体は灰色で細かい迷路状の白い模様が入る。首は白色で、頭部はこげ茶色、後頭部には黒い模様が入る。名前の由来通り、尾羽が細長いのが特徴です。

2021年1月11日 岐阜県瑞浪市

2021年1月28日木曜日

アミチョウチョウウオ

アミチョウチョウウオ
Chaetodon rafflesi
魚類スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属
2013年11月18日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域に生息するチョウチョウオの1種。
串本では幼魚のみ観察できる種となります。ビーチポイントで見られます。
特徴は黄色の体色、体側に網目模様が有り、目を貫く黒色のスジ模様が入り、背鰭後方と尾鰭付け根に黒い縁取りがあること。



2021年1月26日火曜日

スミツキトノサマダイ

スミツキトノサマダイ
Chaetodon plebeius
魚類スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属
2013年8月8日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、岩礁域やサンゴ礁域に生息する。串本では普通に見ることができる。墨を付けたような模様が有りトノサマダイに似ていることから、スミツキトノサマダイの和名が付いたようです。大きさは15㎝程度まで成長します。
特徴は黄色の体色、目を貫通する黒いライン模様と尾鰭付け根に入る黒斑点模様、体側には青色~灰色の長細い斑模様が入ること。黒い模様は白く縁取られます。


2021年1月23日土曜日

トノサマダイ

トノサマダイ
Chaetodon speculum
魚類スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属
2012年7月8日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、サンゴ礁域や岩礁域に生息する。体長は15㎝程度まで成長。
サンゴのポリプを主な餌とする。
特徴は黄色の体色、目を貫通する黒いライン模様と体中央部に大きな黒色斑模様が入ること。串本ではちょくちょく見かける印象。浅い水深では幼魚も見ることができる。

2011年10月12日 和歌山県串本町 幼魚
 

オオモモブトスカシバ

オオモモブトスカシバ
Melittia sangaica
昆虫類チョウ目スカシバガ科スカシバガ亜科モモブトスカシバ属
2019年7月6日
岐阜県多治見市

本州~九州に分布し、6月~8月に出現する4㎝程度のスカシバ科の1種。似た種にシタキモモブトスカシバが存在するが、大きさや翅の模様、中脚腿節の色で区別することができるようです。中脚腿節が黒くなかったため本種としましたが、自信は無いです。
特徴は頭部~胸部にかけて橙色の体色、腹部は黒く、白~水色のライン模様が入り、翅が透明であること。大きさは4㎝程度。
見た目からハチに擬態していると考えられ、この時は花の蜜を吸っている姿を見ることができました。

2019年7月6日 岐阜県多治見市

ホンヤドカリ

ホンヤドカリ
Pagurus fiholi
甲殻類十脚目(異尾類)ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属
2015年10月4日
和歌山県串本町

北海道~九州に分布し、岩礁域やタイドプールに生息する。
特徴は緑褐色の体色、はさみ脚の掌部に粒状突起が散在し、爪先は白いこと。また触覚は茶色と白色のストライプ模様で、歩脚の指節は先から黒、白、黒の模様が入る。
串本では浅い水深でよく見かけるヤドカリです。

チョウハン

チョウハン
Chaetodon lunula
魚類スズキ目チョウハン科チョウチョウウオ科
2013年9月7日
和歌山県串本町

千葉県~沖縄県に分布し、潮間帯~水深30mの岩礁域やサンゴ礁域に生息する。串本では数は数は多くない。
特徴は黄色の体色、頭部に眼を通る黒帯、更にその後方に白帯が入る。白帯後方には幅の広い黒色の斜帯が入る。尾鰭付け根に黒い斑模様が入り、幼魚は背鰭後方に眼状斑が入る。
体側には、斜めに黒色の斜帯が入る。体長25㎝程度まで成長する。

2013年11月18日 和歌山県串本町
2013年7月20日 和歌山県串本町 幼魚

2021年1月21日木曜日

ツヤケシハナカミキリ

ツヤケシハナカミキリ
Anastrangalia scotodes
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科ハナカミキリ亜科
2018年4月26日
岐阜県土岐市

北海道~九州に分布し、4月~8月に出現する。体長は1㎝程度。普通に見ることができる。
特徴は黒色の体色をしているが、全身黒色のものもいれば、翅が暗赤色、翅の一部のみが暗赤色と変化に富む。和名の由来となるように、見た目が「つや消し」であることです。
似た種にホンドアオバホソハナカミキリなんかが存在します。
 
2018年4月26日 岐阜県土岐市
2021年5月8日 岐阜県御嵩町

キイロカワカゲロウ

キイロカワカゲロウ
Potamanthus formosus
昆虫類カゲロウ目カワカゲロウ科
2018年8月19日
岐阜県土岐市

北海道~沖縄に分布し、6月~9月に出現するカワカゲロウ科の1種。
平地や低山地の河川周辺で見られ、灯火にも飛来する。
特徴は黄色の体色、翅の前縁は波型のこげ茶色で、体に茶色の模様が散らばり、3本の尾があること。大きさは1~1.7㎝程度。

 

2021年1月20日水曜日

トワダナガレトビケラ

トワダナガレトビケラ
Rhyacophila towadensis
昆虫類トビケラ目ナガレトビケラ科
2019年3月16日
岐阜県瑞浪市

本州中部以北に分布し、渓流や細流に見られる。ナガレトビケラ科の種類が多く、自信は無いです。蛾と同じく、難しい分類の生物登場です。
特徴は黒い体色、黒い翅には金色の斑模様が入ること。
3月に、小さな小川付近に生えた桜の木で見つけました。

 

2021年1月19日火曜日

クロイシモチ

クロイシモチ
Apogonichthyoides niger
魚類スズキ目テンジクダイ科カクレテンジクダイ属
2012年5月13日
和歌山県串本町

神奈川県~沖縄県に分布し、内湾の砂泥底に生息する。大き目の石や人工物などの周りでよく見かける。体長は10㎝程度まで成長。全身黄色の個体も存在する。
特徴はこげ茶色の体色(たまに黄色の個体も存在)、体表に黒色横帯が入り、体は丸く体高がやや高い。腹鰭は大きい。
串本では潜る場所を選べばよく出会うことができます。じっとしていて、撮影は容易な生き物です。

2013年3月4日 和歌山県串本町
2012年10月15日 和歌山県串本町 幼魚


 

2021年1月18日月曜日

ハチマキダテハゼ

ハチマキダテハゼ
Amblyeleotris diagonalis
魚類スズキ目ハゼ科ダテハゼ属
2017年1月1日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、内湾の砂泥底にテッポウエビと生息する。大きさは8㎝程度。
特徴は白い体色、そこに黄色~こげ茶色の斜めのライン模様が6本入り、頭部に特徴的なハチマキ模様の模様が入る。尾鰭にはU字型の模様が入る。
この独特のハチマキ模様から、他のダテハゼと区別することは可能。
串本ではちょくちょく見られるが、theダテハゼよりも数は少ないです。


 

テントウウミウシ

テントウウミウシ
Stiliger aureomarginatus
腹足網(ウミウシ)嚢舌目ハダカモウミウシ科アオモウミウシ属
2015年3月6日
和歌山県串本町

静岡県~鹿児島県まで分布し、タマミルの上などで見ることができる。静岡県に多く目撃例があるため、どちらかとういうと温帯種であると思われます(静岡県以北にも存在している可能性も有ります)。
特徴は黒い体色、体に球体の突起がたくさん入り、突起の頂点は黄色、触角は水色をしていること。見た目が可愛いので、ダイバーから人気がある種となります。
名前の由来はテントウムシを連想させる見た目からだと考えられます。

 

2021年1月17日日曜日

オニヒトデ

オニヒトデ
Acanthaster planci
ヒトデ類アカヒトデ目オニヒトデ科オニヒトデ属
2013年6月24日
和歌山県串本町

東京都~沖縄県に分布し、サンゴ礁域に生息するヒトデ。生えている棘には毒を持つ。寿命は6~8年で、30㎝程度まで成長。餌はサンゴ。通常はミドリイシ類やコモンサンゴ類など、成長の早いサンゴを好むため、サンゴ礁の多様性を維持する役目を担っているが、大量発生してしまうと成長の遅いサンゴも食べつくしてしまうため、度々駆除されている。
幼体と成体では見た目から異なる。
特徴は暗褐色の体に白~橙色の棘を持つこと、腕がたくさんあること。サンゴの裏側でよく見かけます。食べられたサンゴは白化してしまいます。

2012年4月19日 和歌山県串本町
2012年4月18日 和歌山県串本町

ニセゴイシウツボ

ニセゴイシウツボ
Gymnothorax isingteena
魚類ウナギ目ウツボ科ウツボ属
2012年7月8日
和歌山県串本町

静岡県~沖縄県に分布し、内湾の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。全長は2mに達する。
碁石を連想させる模様からこの名前が付いた。
幼魚と成魚で模様が若干異なり(若魚の方が黒の斑模様が大きい)、別種として扱われた経緯があったようで、それぞれにゴイシウツボ、ニセゴイシウツボと名前が付けられていたそうです。その後同じ種だと判明したんだけど、なぜか和名はニセゴイシウツボに統一されたようです。
特徴は薄い黄色の体色、そこに黒い碁石模様が入ること。
串本では夜の方が出会う気がします。

2016年12月13日 和歌山県串本町 若魚

2021年1月15日金曜日

ミツボシクロスズメダイ

ミツボシクロスズメダイ
Dascyllus trimaculatus
魚類スズキ目スズメダイ科ミスジリュウキュウスズメダイ属
2013年10月2日
和歌山県串本町

千葉県~沖縄県に分布し、岩礁域やサンゴ礁域のイソギンチャク周辺に多く生息する。串本では普通に見られるスズメダイ。大きさは15㎝程度まで成長するようです。
特徴は黒い体色、額部分に1つ、左右の体表に1つづつ、合計3つの白色斑(ホシ)があること。額の白い斑は成長とともに消滅します。
非常に撮影しやすい生き物のため、おすすめの被写体です。

2012年5月12日 和歌山県串本町

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...