2020年2月29日土曜日

トビイロハゴロモ


トビイロハゴロモ
Mimophantia maritima
昆虫類カメムシ目アオバハゴロモ科
2018年8月19日
岐阜県土岐市

図鑑で見たときから探しておりましたが、近所にちょくちょく見つけることができたため、この辺では普通種みたいです。居るところには集団で見つけることができます。
でも、初めて見つけたときは嬉しかったことを覚えています。
特徴は白い体(正確には茶色の体色に白い粉が噴き出ている)、翅先は尖る独特なフォルム。イネ科の植物に付き、本州~屋久島まで分布、8月~11月まで出現します。大きさは6㎜程度。

2020年2月28日金曜日

ユリカモメ

ユリカモメ
Larus ridibundus
鳥類チドリ目カモメ科
2018年3月18日
愛知県蒲郡市

日本では冬鳥として海岸や河川などに普通に見られる40㎝程度の小型のカモメの仲間。名前が何か可愛いです。
特徴は白い体色、翅は薄い灰色をしており、目の後ろに黒い斑模様が入る。上の写真では見えないが、足と嘴が赤色~橙色。
ユリカモメは主に魚や甲殻類、昆虫や植物の種子などを食べる。寿命は20年ほど。

♯白色、♯灰色、♯黒色、♯橙色、♯赤色

ブチヒシウンカ

 ブチヒシウンカ
Trirhacus sp
昆虫類カメムシ目ヨコバイ亜目ヒシウンカ科
2019年5月29日
岐阜県土岐市

分布は本州で発生時期は5月~6月、大きさは6㎜程度のウンカ。ヒシウンカの特徴は頭部と翅の間がひし形をしていることが特徴で、本種は更に半透明な翅に褐色の小さい斑紋(ブチ)があることが特徴です。夜間、光に寄ってくるようだ。

♯透明、♯こげ茶色、♯茶色、♯黒色、♯白色

マルウンカ

マルウンカ
Gergithus variabilis
昆虫類カメムシ目ヨコバイ亜目マルウンカ科マルウンカ亜科
2019年6月8日
岐阜県土岐市

近所で見つけたポイントでたくさん見つけることができました。存在は図鑑で知っていたものの、まさかこんな近くで生息ポイントがあるとは!!っと嬉しくなったのを覚えております。このテントウムシのような形が何とも言えません。
特徴は円形の形、こげ茶色~黒色の体色に青白~白色の斑紋があること(斑紋が無いものもいるらしいが・・・)。
大きさは5㎜程度、本州~九州に分布し、5月~8月に出現します。似た種にキボシマルウンカがいますが、そちらは黄色の模様が入ります。



2020年7月12日 岐阜県多治見市 茶色個体

ドロハマキチョッキリ

ドロハマキチョッキリ
Byctiscus congener
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目オトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科
2019年6月2日
岐阜県恵那市

非常に綺麗なゾウムシの1種。2018年に初めて見つけたときは嬉しかったことを覚えております。分布は北海道~九州、体長は6㎜程度で、4月~7月に出現します。名前のドロはドロノキに見られることから付いたが、実際はイタドリに多く見られる。
写真の個体は標高1000m程度の山頂で見つけた。2018年、2019年とほぼ同じ場所で見られたため、比較的多いのかな?
メタリック調の緑色~赤色に輝く体色が特徴です。本州中部以西のものは赤色斑が有りベニホシ型と呼ばれ、本州中部以東のものは赤い紋が無く緑色型と呼ばれる。
写真はベニホシ型となります。

2019年6月2日 岐阜県恵那市

♯緑色、♯赤色、♯メタリック調

2020年2月27日木曜日

アオゲラ

アオゲラ
Picus awokera
鳥類キツツキ目キツツキ科アオゲラ属
2018年4月1日
岐阜県土岐市

近所でこんな鳥が生息しているのに驚きました。しかもよくよく探してみるとちょくちょく見かけます。本種は日本固有種で、外国人の方に紹介すると喜ばれるようです。本州~屋久島まで生息しています。似た種に北海道に存在するヤマゲラに似ていますが、本種は腹にさざ波模様があることで区別することができます。
コゲラと比べると、ドラミングの音が大きいです。アカゲラも近くで見たことがあるため、いつかそちらも撮影したいと思います。
特徴は体色は白色、腹にさざ波模様、翼は深緑色、顔には赤い模様が入ること。大きさは30㎝程度。本種の子育て、いつか見てみたいです。

♯赤色、♯白色、♯深緑色、♯黒色

2020年2月26日水曜日

リンゴマダラヨコバイ

リンゴマダラヨコバイ
Orientus ishidae
昆虫類カメムシ目ヨコバイ科ヨコバイ亜科
2019年6月29日
岐阜県土岐市

大きさ7㎜程度、北海道~九州に分布するヨコバイの仲間。リンゴの害虫として有名なようです。体色は緑がかった白色で、こげ茶色~黄褐色の網目模様とまだら模様が入ることが特徴。広葉樹をエサとしております。
夜の街灯なんかにも表れるようです。写真は近所の公園で撮影しました。


2019年6月29日 岐阜県土岐市

♯白色、♯こげ茶色、♯黄褐色、♯深緑色、♯茶色

2020年2月25日火曜日

ベッコウヒラタシデムシ

ベッコウヒラタシデムシ
Calosilpha brunneicollis
昆虫類甲虫目カブトムシ亜目シデムシ科シデムシ亜科
2018年10月7日
愛知県豊根村

面白い形の生き物と遭遇。名前もへんてこな印象です。ベッコウはきっとこの胸部の橙色のところから由来しているのでしょう。
分布は本州~奄美大島まで、平地~山地で見られ、糞や動物の死骸に集まるという。
特徴は体色は黒色、前胸背は透明感のある橙色をしており、上翅は隆起した3本のスジ模様が入ること。発生時期は4月~10月。

♯黒色、橙色



イトマキヒトデ

イトマキヒトデ
Patiria pectinifera
ヒトデ類アカヒトデ目イトマキヒトデ科イトマキヒトデ属
2014年1月20日
和歌山県串本町

どこの海でも見られる印象がある本種、特徴的な風貌から他とは区別は容易です。
生き物の死骸なんかにたかっている姿を見ると、自然を強く意識してしまいます。
大きさは7㎝程度、足は通常5本で星型をしており、体色は濃青緑~黒色、そこに橙色の模様が入ることが特徴。

♯濃青緑色、♯黒色、♯黄色、♯橙色

タヌキベラ

タヌキベラ
Bodianus izuensis
魚類スズキ目ベラ科タヌキベラ属
2016年5月14日
静岡県沼津市

30m以深の岩礁域に見られる。伊豆で初めて見たが、それよりも南でちょくちょく見られるみたい。数は少ない。串本でずっと探していたが、伊豆で簡単に遭遇することができた。大瀬崎、おそるべし。大きさは10㎝程度。
特徴は白い体色に3本のこげ茶色のストライプ模様が入ること、目の後ろに黒斑模様が入ること。地味ですが、会えてうれしいベラの仲間でした。


2016年5月14日 静岡県沼津市

♯白色、♯赤色、♯橙色、♯黄色、♯こげ茶色、♯黒色

2020年2月23日日曜日

ホシガラス

ホシガラス
Nucifraga caryocatactes
鳥類スズメ目カラス科ホシガラス属
2019年9月16日
長野県松本市

大好きな乗鞍に行ったときに遭遇しました。日本では四国以北の高山帯~亜高山帯に生息します。大きさは35㎝程度で、マツの種子を主に食べます。
写真の個体は私から5m程度のところに着地してくれました。
特徴は黒~茶色の体色、そこに白い斑点模様が散りばめられていることです。この白い斑点が星空の様に見えることから、ホシガラスと名付けられたみたいです。
同じく高山帯のライチョウにはまだまだ出会えていないため、いつか会いたいと思います。



ソメワケジュズベリヒトデ

ソメワケジュズベリヒトデ
Fromia sp. aff ghardaqana
ヒトデ類アカヒトデ目ゴカクヒトデ科ジュズベリヒトデ属
2014年1月20日
和歌山県串本町

深場でよく見ることが多い気がしますが、浅い所でも見られるようです。見た目はすごく綺麗なヒトデなので、見つけるとついつい写真を撮ってしまいます。何だかウルトラマンを想像させるような配色です。
観賞用にも人気があるみたいですが、学名は付いていないのかな?
特徴は鮮やかな赤色、局所的に密集した白色~銀色の斑模様が入ること。


2020年2月18日火曜日

イボヤギヤドリイトカケ

イボヤギヤドリイトカケ
Alora billeeanum
腹足類(貝)翼舌目イトカケガイ科
2017年1月1日
和歌山県串本町

イボヤギを食す小さい黄色の貝。伊豆~沖縄で普通に見られるようです。
イボヤギを食べるとき、パイプ状の吻が出てくる見たいです。その画像がすごいので一度実際に見てみたいです。イボヤギの近くで見つけることができるみたいですが、見たところは近くにイボヤギが無く、全く関係のない所でした。移動中だったのかな?
特徴は全体が黄色の体色であることです。

♯黄色

2020年2月17日月曜日

ハダカハオコゼ

ハダカハオコゼ
Taenianotus triacanthus
魚類スズキ目フサカサゴ科ハダカハオコゼ属
2013年1月1日
和歌山県串本町

マリンステージ串本の谷口オーナーに教えてもらい見に行きました。この時が初遭遇で、大変興奮したことを今でも思い出します。串本では稀に発見されます。基本的には熱帯種となります。
体は非常に薄っぺらい生き物です。体色は桃色、橙色、黄色、白色、黒色、茶色など変異があり、大きさは10㎝程度。ゆらゆら体を揺らしながら海藻に擬態しています。
脱皮する本種、お気に入りの場所があると長いこと居続けるため見てみたい方はインストラクターに聞いてみると出会える可能性もあります。肉食系ですが、可愛い生き物です。



2013年1月1日 和歌山県串本町



2017年7月19日 沖縄県本島
2011年10月13日 和歌山県串本町

マンジュウヒトデ

マンジュウヒトデ
Culcita novaeguineae
(棘皮動物門)ヒトデ類アカヒトデ目コブヒトデ科
2013年12月31日
和歌山県串本町

分布は屋久島以南と言われますが、串本でも見ることができます。こいつを見つけるとヒトデヤドリエビ付いていないか確認しちゃいます。写真の個体には付いていました。
直径25㎝程度と大型のヒトデで、ヒトデのような形ではなく五角形の肉厚の座布団のような形をしている特徴的なヒトデです。へんてこな形は大好きなので、ヒトデの中では好きな生き物です。
体色は白色、橙色、赤色、灰色、青色、黄色など様々。棘のようなコブが多数あることも特徴です。


2013年12月31日 和歌山県串本町

♯赤色、♯白色、♯橙色、♯白色、♯灰色、♯青色、♯黄色、♯クリーム色

2020年2月16日日曜日

オハグロベラ

オハグロベラ
Pteragogus aurigarius
魚類スズキ目ベラ科オハグロベラ属
2014年7月31日
富山県滑川市

滑川のポイントで、季節を選べば一面グリーンの海藻で覆われるポイントが有りとても写真映えするのですが、そんな所でオハグロベラの雄同士が鰭全開で競っている姿を見ることができました。普通種ですが、こういった繁殖のための行動を見るとわくわくしてきます。太平洋側では千葉県以南の浅い岩礁域に生息。世界的に見ると日本近海のみ生息する固有種になるようです。名前と違い、歯は白いです。大きさは17㎝程度に達する。
雄は濃い緑色に黄色っぽい網目模様が入る(上記写真は婚姻色)。顔には黄色の迷路のような模様が入る。雌は橙色~こげ茶色をしている。体色には個体差がある。





2014年7月31日富山県滑川市

2020年2月15日土曜日

ソウシハギ

ソウシハギ
Aluterus scriptus
魚類フグ目カワハギ科ウスバハギ属
2014年9月27日
高知県幡多郡(柏島)

内臓に毒を持っているようだが、沖縄県や奄美大島などではその部分を取り除き食用魚として一般的に食されているようです。
名前の由来は「葬式」ではなく、「草紙」(一度好き返した江戸時代などの再生紙)にいたずら書きしたような模様からきているようです。
北海道~沖縄までの30m以浅に生息(全世界の温帯・熱帯海域)し、50㎝程度まで成長します。幼魚は流れ藻に付いているようです(見てみたいです)。
体を倒立させ、海藻に擬態することもあるようです。
特徴は灰色の体に青色の模様が入ること、体形は長細い。

♯灰色、♯黒色、♯青色、♯水色

ツキチョウチョウウオ

ツキチョウチョウオ
Chaetodon wiebeli
魚類スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属
2013年6月24日
和歌山県串本町

チョウチョウウオに似るが、大型で頭部に入る白いライン模様が湾曲しており、点状の斑が斜線状に入ることで区別ができる。大きさは20㎝程度。
串本では成魚は外洋、幼魚は浅場で見ることが多い気がします。といっても、数はかなり少ないのですが。分布は南日本の太平洋側~沖縄までの岩礁域。
つぶらな瞳が印象的です。
特徴は黄色の体色、頭部は黒く、そこに湾曲した白いライン模様が入り、濃い黄色の斑点模様が斜線状に入ること。幼魚はチョウハンに似ています。

2012年12月12日 和歌山県串本町
2012年7月30日 和歌山県串本町


ハチ

ハチ
Apistus carinatus
魚類カサゴ目ハチ科ハチ属
2014年1月24日
和歌山県串本町

浅海の砂泥底に生息する特徴的な魚。とても独特で、結構好きな部類です。
砂に潜り、獲物を待つ習性を持ちます。カサゴの仲間であることから、背鰭の棘には毒を有しているため注意が必要です。ちなみにこの棘が刺さったときに蜂のように痛かったことが名前の由来となるようです。
特徴は下顎に生える3本のヒゲ、体は薄い茶色、背鰭や尻鰭、尾鰭は白く、そこに黒い模様が入る。背鰭中央部に黒い斑点模様があり、胸鰭は黄色であること。
大きさは15㎝程度になる。
太平洋側は茨木県以南~九州、日本海側は新潟以南~九州に多いようです。
串本では須江エリアでよく見かけます。

2014年1月24日 和歌山県串本町

2013年9月7日 和歌山県串本町

シモフリタナバタウオ

シモフリタナバタウオ Calloplesiops altivelis 魚類スズキ目タナバタウオ科シモフリタナバタウオ属 2012年9月5日 沖縄県本島 紀伊半島以南のサンゴ礁域や岩礁域に生息。串本では出現は稀。いつか串本で見つけたい生物の一つです。 非常にエレガ...